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 認知症看護対応力向上研修

平成28年度「認知症看護対応力向上研修」(福岡会場)
参加者アンケート

開催日:2017年1月21日(土)・22日(日)
会 場:九州大学コラボステーションT
回答者:135名
平成28年度 「認知症看護対応力向上研修」(福岡)参加者アンケート
 
※詳細コメントについては上記PDFをご覧ください
1.回答者の概要
属性:平均年齢41.7 歳、平均看護経験年数18.0 年。スタッフ看護師73 人(57.0%)、主任・副師長・係 長等39 人(30.5%)、師長・課長等11 人(8.6%)等
所属:一般病院118 人(92.2%)。一般病床70 人(54.7%)、地域包括ケア病棟13 人(10.2%)、療養病床 11 人(8.6%)、回復期リハ病棟10 人(7.8%)等
応募:病院・看護部等からの指示・指名85 人(66.4%)、自主的に応募34 人(26.6%)等
費用:病院が全額負担86 人(67.2%)、全額自費負担31 人(24.2%)等
2.研修会全体について
1)研修内容に対する期待
2)研修の活用や必要性
3.研修の内容について
1)自分にとって収穫があった講義・演習
2)追加してほしい内容
●認知症ケア加算や国の施策について
・認知症ケア加算、認知症高齢者の自立度判定基準、在宅医療、国の施策と看護の役割
●より具体的なせん妄ケア、認知症マニュアル・看護計画作成時のポイント
・ICU でのせん妄対応や活用できるスケール、マニュアル作成時のポイント、看護計画
●具体的な認知症ケア実践例、対応例について
・具体的な事例や体験談、対応がうまくできた事例
●その他
・体験演習、ロールプレイ、ユマニチュード、スタッフへの伝達の仕方、老人看護専門看護師や 認知症看護認定看護師の活動状況 等
4.研修会後の病院・病棟での活用
1)活用予定
・研修会後、病院・病棟で活用予定があると回答した受講者は93 人(72.7%)。
2)研修会で学習した内容を病院・病棟で活用・普及する上での困難や障害
〔困難・障害の内容(「とてもある」「まあまあある」と回答した45 人中、31 人が回答)〕
●マンパワー・ケア時間・マニュアル作成時間の確保が厳しい
・マンパワーの不足、ケアに十分に時間がとれない、自分またはスタッフに気持ちの余裕がない
・マニュアル作成に要する時間の確保 等
●所属施設・管理者が認知症ケア加算の意義や組織づくりの必要性を理解していない
・病院の認知症ケア加算2に対する考え方がまだよくわからない。
・活用・普及する方法から考えなければならない。土台が全くない。等
●看護スタッフ間や医師との間でケア方針や知識を共有しチームとして機能することが難しい
・それぞれの知識、看護観があり、認知症患者自体を受け入れない看護師も多い。
・認識が同じにできるか、医師も巻き込めるか。等
 
5.感想・意見
●研修での学び・気づき・実践への活用
  • 普段実施しているケアに配慮が欠けていたと気づくことが多々あった。ジレンマはあるが、アセスメ ントを十分に行いながら今後の看護に活かしたい。
  • わかりやすく、とても良い刺激となった。現場で活かせるように努力したい。気づける看護師になる よう、チームを育てていきたい。
  • 認知症患者の関わり方について、本当に勉強になった。自分も含めスタッフも日頃の関わり方を考え させられる講義内容であった。自部署に持ち帰りスタッフ指導に活かしていきたい。等
 
●研修の進め方や会場について
  • 演習はためになる。もう少し演習時間を多くして事例検討を多くしてほしい。
  • グループ演習がしやすい会場設定やグループ設定の指示をしてほしい。
  • 質問の時間がなければ質問用紙の準備等あれば良かった。質問しやすい声かけが適宜必要。
  • 会場のわかりやすい表示、休憩時間の延長、会場内の制約の緩和を望む。等