−眼科系−
その他の病気



眼科系
緑 内 障

 

◆どのような病気か?◆
 水様液(房水)が循環することにより、眼圧はほぼ一定に維持され(水晶体、虹彩などによる眼球内容や硝子体、血液、房水また眼球壁の硬度によって構成される眼球の圧力で、ショッツ眼圧計による正常眼圧は11〜20ミリHg程度です)、眼球は一定に球形を保っていますが、房水の循環障害が起こると眼圧が上昇してきます。この状態を緑内障といい、その結果、種々の眼症状やその他の症状をきたします。
 緑内障は、原因不明なものによって引き起こされる原発緑内障と他の眼疾患に続発する続発緑内障に分けられます。

◆症状と特徴◆
 自覚症状として虹視(燈火の周囲に虹のような色彩の輪が見える)、視力の低下、眼痛、頭痛、悪心、嘔吐を生じます。他覚症状として角膜(眼球の中心部の黒い部分の表面)のすりガラス様混濁、対光反射の消失ないし遅鈍、瞳孔縁の不整、結膜の充血が認められます。片側性にくることが多いのですが、両側性のこともあります。このような症状が電撃様に発症して、たちまち失明に至ることもある(電撃様緑内障)ので注意を必要とします。また、一方では自覚症状に乏しく、慢性に経過するものもあります。いずれにしろ、ついには視野狭窄をきたし、失明してしまいます。

緊急時の応急処置
 電撃様の経過をとり失明をきたすこともあるので、視力低下、眼痛、頭痛、悪心、嘔吐が強いときには、ちゅうちょすることなく眼科医を受診します。

 

 


 

眼科系の その他の病気
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