2016年7月23日,24日に日本老年看護学会第21回学術集会を大宮ソニックシティ(埼玉県)で開催します.
わが国は他国が経験したことがない超高齢社会,多死社会を迎えています.後期高齢者の増加に伴い,特別養護老人ホームでも身体合併症を有する者が増加し,施設での看取りが推進されていますが,独居の高齢者では,自宅で療養し,ひとりで亡くなることを覚悟する時代になりました.
医療が充実した日本において,死は老化の延長線上にあります.高齢者ケアに携わる者には,高齢者が望んだあらゆる「場」で,人生の最晩年のケア(エンド・オブ・ライフ・ケア)の提供が求められています.
そこで,本学術集会のテーマを,「死を見据えたケア−高齢者本人とケアチームによるケアの創造と統合へ−」と致しました.看護の実践者と研究者,そして,他領域も含めてさまざまな専門職がタッグを組み,「死を見据えたケア」とはなにか,それを実現するための当事者である高齢者本人とケアチームによるケアの創造と統合へ向け,追求したいと考えています.
 
学術集会長  桑田 美代子(青梅慶友病院/よみうりランド慶友病院)

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