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国際学術集会参加レポート
IAGG-AOR2019台湾に参加した会員の声

 2019年に台湾で開催された,第11回アジア・オセアニア会議にも,本学会からたくさんの会員が参加し,発表しました.

山崎尚美(畿央大学)

 2019年10月に台北市で行われましたIAGGの参加報告をしたいと思います.この学会には,日本からも多くの研究者らが参加していて盛大に開催されました.私たちの研究発表は,愛知県立大学 百瀬由美子先生らとともに「Development of set of end-of-life care assessment indicators for group home nurses」を発表しました.発表内容としては,介護予防・健康増進,テクノロジーの活用,認知症新薬の開発,コミュニティでのITを活用したケア展開,若年性認知症ケアなどの研究成果の発表がありました.特に台湾での,「コミュニティにおける認知症ケアの早期発見システム」やLINEなどの「アプリを活用した多職種や家族との連携システムの構築」においては,わが国より進歩を遂げているように感じました.

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筆者ら

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会場内の参加者の様子

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示説発表の会場

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テクノロジーを活用した下肢筋力トレーニングの器具

 また,台湾国内外からの企業も参加しており,テクノロジーやITを活用した介護用品の紹介や高齢化とともに必要になってくる介護予防・健康増進に関する機器の紹介が多数なされていました.特に,台湾では結婚後も働く人が多く高齢者の介護は家族がされているので,家族への負担軽減のために高齢者の健康維持が参加に行われていることを強調していました.

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長期療養施設のためのコミュニティケアモデルの発表「LTC2.0ABCモデル」

曽根千賀子(長野県看護大学)

看護師の臨床経験年数および専門知識の有無による認知症ケアの実施頻度の違い

Differences in frequency of dementia care according to number of years of clinical experience and presence of expert knowledge of the nurse


 台北市内の中心に位置するTaipei International Convention Center(TICC)で開催され,1階から4階までのフロアを会場としてセッティングされていました.ポスター会場は,ワンフロア―に集められましたが,訪れた研究者と研究についてのディスカッションはもちろんのこと,国によって異なる制度についての話で盛り上がりました.GALA DINNERでは,各国の民族衣装を中心としたファッションショーが披露され,衣装の美しさと所作の佇まいに魅了されました.

出貝裕子(青森県立保健医療大学)

 私は,ポスター発表をしてきました.国際学会というと少し敷居が高い印象もありましたが,参加してみると意外に日本人も多く,リラックスして参加できました.私は主にポスターを見て回りましたが,ポスターだとじっくり時間をかけて見られるため,英語に難のある私でもなんとか理解でき,大変刺激を受けました.国内の学会とは一味違う,どことなく気さくな雰囲気が楽しかったです.

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