趣旨:
近年,『老年社会科学』には健康,心理,就労,介護,福祉,政策など多種多様なテーマの論文が投稿・掲載されています.投稿者のバックグラウンドも様々であるため,近年「老年社会科学会」に入会したECR(Early
Career
Researcher:キャリアが早期である研究者)の中には,そもそもこの学会がどのような経緯で設立され,これまでにどのような研究や理論を発展させてきたのか,よく知らないという人も多いのではないでしょうか.
そこで,今年度の企画では「社会老年学の歴史と理論を学ぶ」と題して,最近入会したECR向けに,学会の歴史や「老年学」が発展させてきたいくつかの理論について学ぶ機会とできればと思います.また,投稿論文や博士論文の執筆過程で「理論枠組み」や「研究枠組み」の構築に苦労している大学院生も多い様子であることから,実際に理論枠組みを構築して論文を上梓した経験者の先生にもお話しをいただきます.
当日は研究歴の長さに関わらず,参加者同士でお互いの経験なども含め意見交換をする機会としたいと思いますので,皆様奮ってご参加ください.
演者:
杉澤秀博(桜美林大学)
中原純(中京大学)