日本老年看護学会第26回学術集会

ご挨拶・開催概要

ご 挨 拶

  この度,第32回日本老年学会総会との同時開催により,日本老年看護学会第26回学術集会を,名古屋国際会議場にて開催するはこびとなりました.総会の会期は2021年6月11日(金)~13日(日),このうち12日と13日が私ども日本老年看護学会の分科会開催日です.
 総会のテーマ「成熟社会への課題‐高齢者は幸せになったか」を受けて,分科会のテーマを,『高齢者は本当に幸せになったのか―成熟社会における老年看護の課題―』としました.私が高齢者の看護実践に関心を寄せるようになって,もう40年近くになります.当時は措置の時代であり,ショートステイは,冠婚葬祭などの社会的理由による利用と,家族旅行などの私的理由による利用の2つに分けられていました.また,徘徊する認知症高齢者を抑制しないために,多くの施設に回廊式廊下が取り入れられた時期もありました.振り返ってみれば,違和感を覚える制度や対応です.
 当時に比べ,現在の高齢者を取り巻く仕組みや実践は大きく前進し,社会は成熟に向けて進み,高齢者は幸せになったはずです.しかし,果たしてそうだろうか,という疑問符が総会テーマから触発され,総会テーマにほぼ準じる「本当に幸せになったのか」ということを,改めて自分たちに問う機会を持ちたいと考えました.
 全国の皆さまと同じように,2020年3月下旬以降,新型コロナウィルス感染症流行への対応に追われ,ご案内が大幅に遅れましたことをお詫び申し上げます.また,この案内を公開した時点におきましても,学術集会の開催形式の最終決定には至っていないことも申し添えさせていただきます.
 しかしながら,一般演題の準備には一定の時間が必要です.そのため取り急ぎ,会場,参加費,ならびに一般演題や参加申込のスケジュールを中心に,お知らせさせていただきます.
 
学術集会長 北川 公子(共立女子大学看護学部)

 

開催概要

日 時 2021年6月12日(土)~27日(日) *6月11日(金)は老年学会総会企画のみ
会 場 Web開催
テーマ 高齢者は本当に幸せになったのか ―成熟社会における老年看護の課題―
学術集会長 北川 公子(共立女子大学看護学部)
プログラム Web配信
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