家族が高齢者虐待をしてしまうとき
加藤伸司,矢吹知之/編著


体 裁
A5判 120頁
刊行日
2012年9月25日
ISBN
9784863510531
内容紹介
デイの送迎や家庭を訪問した際に、なにかいつもと違うことがなかったか、お風呂に入るとき身体にアザやキズはなかったか、痩せすぎていないか、着ているものが汚れていないか、怒鳴り声が聞こえなかったか、介護に疲れた様子はなかったか・・・
本書は,認知症の人や介護者を支援する専門職がもつべき大切な視点を示しています。
目次
- 第1章 在宅で介護をする家族はなぜ苦しむのか
- T.それは本当に虐待なのか
- U.高齢者虐待防止法と高齢者虐待
- V. 介護家族を苦しめている家族規範
- W.介護者と要介護者のジレンマ
- X.高齢者と家族を守る高齢者虐待防止法
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- 第2章 高齢者虐待の未然防止に向けて ―在宅における高齢者虐待はなぜ起こるのか―
- T.高齢者虐待の未然防止に向けて
- U.介護環境の視点
- V.介護者への情報伝達の視点
- W.家族関係や要介護者との続柄の視点
- X.介護や支援を拒む人(セルフネグレイドを含む)の考え方と支援方法
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- 第3章 認知症介護と高齢者虐待 ―家族を支えるポイント―
- T.家庭内虐待の背景にある認知症介護特有の問題点
- U.認知症の人の示す症状がストレスに
- V.虐待が起こる背景にあるもの
- W.家族の心構えと家族支援のポイント
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- 第4章 家族が高齢者虐待をしそうになるとき
- T.介護をやめてしまいたいと思う出来事とその支援方法(介護放棄)
- U.暴言を吐いてしまったり無視をしてしまったりしそうになる出来事とその支援方法
(心理的虐待)
- V.殴ってしまいそうになる出来事とその支援方法(身体的虐待)
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- 第5章 在宅介護を継続するために必要な言葉と支援
- T.介護の助けになったことはなにか
- U.専門職にいわれてうれしかった言葉
- V.専門職からいわれて役に立った助言
- W.介護家族の支援者に必要な6つの視点と支援方法
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