老年医学の基礎と臨床II -認知症学とマネジメント-
浦上克哉/編集 大内尉義/監修
体 裁
A5判 634頁
刊行日
2009年6月25日
ISBN
9784863510142
内容紹介
認知症診療の実践に役立つ必携書誕生!!
現代における加齢(老化)の問題から認知症の解明までのすべてを最新の知識をもとに
180名に及ぶ臨床医・研究者が書き下ろした集大成がここに完結…!!
本書には,認知症の定義から,その病態の理解と診断のポイント,鑑別診断,治療とマネジメント,合併疾患とその治療,BPSD,認知症の予防,社会資源利用のポイント,地域連携と適切なケア,基礎研究の現況と根本治療薬開発の展望等,認知症診療に必要な最新の知識すべてが収載されています。
目次
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第1部 認知症の歴史的背景と定義
- 第I章 認知症の歴史的背景と定義
- 第2部 認知症の理解―― 病態の理解と診断のポイント
- 第I章 変性疾患
- 第II章 脳の障害
- 第III章 感 染 症
- 第VI章 内分泌疾患,栄養・代謝障害
- 第V章 薬物・物質中毒
- 第3部 鑑別診断
- 第I章 分かりやすい画像の話
- 第II章 臨床診断の進め方
- 第III章 診断,治療の説明
- 第4部 認知症の治療とマネジメント
- 第I章 アルツハイマー型認知症
- 第II章 レビー小体型認知症
- 第III章 前頭側頭型認知症
- 第IV章 血管性認知症
- 第5部 認知症にしばしば合併する疾患―― その治療とマネジメント
- 第I章 基礎疾患を有した場合のマネジメント
- 第II章 BPSD(行動障害・精神症状)
- 第III章 生活習慣病合併症 ―― 生活習慣病の管理(食事,栄養ほか)
- 第6部 認知症の予防―― 早期発見・早期受診
- 第I章 認知症の予防を考える
- 第II章 早期受診の意義を考える
- 第III章 治療意義を考える
- 第IV章 社会的責務
- 第V章 軽度認知障害(MCI)の概念と対応
- 第VI章 危険因子
- 第7部 地域連携と適切なケア
- 第I章 個別対応の重要性について
- 第II章 主治医意見書作成のポイント
- 第III章 地域連携の重要性
- 第IV章 ケアカンファレンス
- 第V章 介護保険制度
- 第8部 現在の基礎研究の現況と根本治療薬開発の展望
- 第I章 基礎研究の現況
- 第II章 バイオマーカー開発の現況とAlzheimer’s Disease Neuroimaging Initiative
- 第III章 アルツハイマー病根治療法開発の現況と将来の展望
- 第9部 国の認知症対策と取組み―― これまでとこれから
- 第I章 国の認知症対策と取組み ―― これまでとこれから
関連書籍
老年医学の基礎と臨床I