高齢者の権利擁護
編著 大國美智子/久岡英樹
あなたが考える権利とは何ですか?
あなたは気付かないうちに権利をおかしてはいませんか?
このようなとき,あなたはどのような対応をしますか?
◆体中にあざが・・・ストレスのはけ口に暴力
◆嫁しゅうとめ問題から心理的・精神的虐待へ
◆介護者のストレスが性的虐待へ
◆金銭目的のために音信不通だった甥が出現
体 裁
204頁
刊行日
2004年4月
ISBN
9784948742550
内容紹介
自己決定や意思表現ができにくくなっている痴呆性高齢者の権利をだれが守り、支えていくのか、また、なにが権利であり、それをどのように守ることが擁護といえるのか。その答えをも地道な作業を繰り返していくことでみえてくると考えている。
目次
- 第1章 いまなぜ権利擁護事業なのか
- 1.21世紀は人権の時代
- 2.高齢者・障害者対応の理念
- 3.措置から契約へ
- 4.介護保険法・社会福祉法等の施行
- 5.成年後見制度の施行
- 6.さまざまな権利擁護事業
- 第2章 高齢者の虐待の実態と権利擁護を必要とする人々
- 1.「虐待」の考え方について
- 2.調査などからわかったこと
- 3.対応策
- 4.現実的対応のなかでの課題と工夫
- 5.虐待事例
- 6.今後に期待されること
- 第3章 成年後見制度
- 1.成年後見制度
- 2.弁護士会活動のなかで
- 3.地域福祉権利擁護事業(福祉サービス利用援助事業)や福祉権利擁護
- 第4章 福祉の現場からの取組み
- 1.地域福祉権利擁護事業
- 2.苦情処理
- 3.第三者評価事業
- 第5章 施設における利用者の権利擁護の具体的展開
- 1.社会福祉施設における権利侵害防止とサービスの質の確保
- 2.施設における苦情解決体制の現状
- 3.サービスの質の自己評価と第三者評価
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