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人生の統合を支える |
会 期 : 2007年11月10日(土)・11日(日) |
会 場 : 神戸国際会議場 〒650-0046 神戸市中央区港島中町6-9-1 |
第12回学術集会長 沼本 教子 (神戸市看護大学) |
学術集会長挨拶 日本老年看護学会第12回学術集会を下記の要領で開催いたします.今回の学術集会テーマは「人生の統合を支える」といたしました.人生の最終段階としての老年期は,喪失期や衰退期としてのみ捉えられてきましたが,老年期にある人々も発達しつづける存在として捉えられるようになってきています.また,「老い」の問題を論じるときに「依存」「介護」「社会的コスト」からだけではなく,ポジティブな側面からみる積極的な発想が必要になってきています. 長寿が可能になった現在の日本においては,高齢者支援をこれらの観点から捉えていく重要性が一層高まってきていると考えられます.高齢者が多少の健康の変調を抱えながらも,長寿を自分らしく,人生の統合に向けて生き抜くことを支援することが老年看護においては重要な課題になっています.第12回学術集会では,高齢者が人生を振り返り,老いを生きる自己を肯定的に意味づけられるよう,その人の「強み」を引き出す看護援助のあり方を模索する議論の場としていきたいと考えています. 多数のご参加をいただきますよう,ご案内申し上げます. |