第18回日本老年精神医学会 演題抄録 |
【U 1−30】 |
高齢者における過敏性腸症候群及び機能性消化管障害の抑うつ症状とQuality of Life |
東北大学大学院医学系研究科公衆衛生学分野 中谷直樹 藤田和樹 寳澤 篤 小泉弥生 大森 芳 倉嶋佳誉子 辻 一郎 東北大学大学院医学系研究科精神神経学分野 粟田主一 東北大学大学院医学系研究科人間行動学分野 福土 審 |
【目的】過敏性腸症候群(Irritable Bowel Syndrome ; IBS)は,腹痛と便通異常を主体とする機能的疾患である.また,機能性消化管障害(Functional Bowel Disorders ; FBD)は,何らかの消化管障害を呈するが,IBSの診断には至らないものをいう.欧米における横断研究において,IBS患者が,高い抑うつ症状および低いQuality of Life(QOL)を示すことを報告している.しかし,高齢者に焦点をあて,IBSおよびFBDと抑うつ症状およびQOLの関連を調査した報告はない.本研究では,日本の一般地域高齢者を対象として,IBSおよびFBDの抑うつ症状とQOLの関連を検討した.
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2003/06/18 |