第18回日本老年精神医学会 演題抄録 |
【I 2−26】 |
中高齢者の身体活動及び17-OHCSと視空間能力の関係について |
国際科学振興財団 加藤守匡 筑波大学体育科学研究科 本山輝幸 西島 壮 齋藤 剛 征矢英昭 |
【目的】加齢に伴うさまざまな疾患予防に運動が効果的であることは数多く報告されており,近年では運動の影響について脳神経機能および認知機能の側面からも検討が加えられている.疫学的調査では,身体活動の増加が高齢者の認知機能改善に有効であることを示唆しているがその要因については明確でない.認知機能のひとつである視空間能力は加齢に伴い低下するとされており,その要因としてコルチゾール増大による海馬萎縮が示唆されている.本研究では中高齢者を対象に身体活動およびコルチゾール代謝産物である17-OHCSが視空間能力へ及ぼす影響について検討した.
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2003/06/18 |