第18回日本老年精神医学会 演題抄録 |
【I 2−19】 |
痴呆性疾患における構成障害の検討;2次元課題と3次元課題による比較 |
医療法人社団俊仁会大植病院 中山隆人 柿木達也 松田年司 大植正俊 神戸大学大学院医学系研究科環境応答医学講座精神神経科学分野 前田 潔 |
【はじめに】構成障害は,痴呆症の脳機能障害のひとつとして認められている.MMSE
等痴呆評価尺度でも,構成課題が指標のひとつとして用いられている. 脳機能障害患者における,2次元課題と3次元課題の成績の相関に関しては,報告は少ないながら,構成障害の判定を行う場合には,どちらの課題も行うことが望ましいとの報告もある. 今回,われわれは,痴呆性高齢者に,立方体図形の図形模写と,同立方体図形の粘土による造形の課題を行った.興味深い結果が得られたので報告する.
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2003/06/18 |