第18回日本老年精神医学会 演題抄録 |
【I 1−7】 |
最初期アルツハイマー型痴呆(MCI)の部分容積効果補正後の年齢別にみたSPECT所見 |
国立精神・神経センター武蔵病院 山下典生 木之下徹 中野正剛 筑波大学臨床医学系精神医学 朝田 隆 国立精神・神経センター武蔵病院放射線科 松田博史 大西 隆 金高秀和 吉岡リハビリテーションクリニック 宇野正威 |
【はじめに】われわれは最初期のアルツハイマー病(DAT)患者のSPECT画像を解析し,発症年齢によって脳血流低下パターンが異なることを第16回日本老年精神医学会において報告した.若年発症型では両側後部帯状回〜楔前部と両側上頭頂小葉,高齢発症型では左海馬傍回と両側後部帯状回での局所脳血流低下を認めた.しかしこれらの血流低下パターンに対する萎縮の影響を検討していなかった.今回,頭部MR画像を用いてSPECT画像の部分容積効果を補正し,萎縮による影響を考慮したうえで脳血流低下部位を明らかにしたので報告する.
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2003/06/18 |