第16回日本老年精神医学会 演題抄録 |
【II B-16】 |
遺伝 |
Interleukin-6遺伝子多型とアルツハイマー病発症との |
順天堂大学医学部精神医学教室 |
【はじめに】Interleukin-6(IL-6)は神経免疫反応を調節し,急性炎症反応において重要な役割をになっている.またAb蛋白の遊離,脳内における沈着に関与すると考えられており,アルツハイマー病(AD)発症との関連も示唆されている.一昨年Papassotiro-^npoulos AらによりIL-6vntr遺伝子多型がAD発症のリスクを低下させ,発症年齢を遅延させるデータが報告された.またIL-6prom遺伝子多型の血漿中IL-6活性に与える影響についても検討が行われている.今回われわれはこれらIL-6遺伝子多型とAD発症の関連を検討した.さらに,IL-6遺伝子多型が血漿中IL-6活性に与える影響についてELISA法を用いて検討を加えた.
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2001/06/15 |