第15回日本老年精神医学会 演題抄録 |
【II B-7】 |
脳波関連 |
レム睡眠行動障害患者のノンレム睡眠の深さ |
東京都老人医療センター精神科 塩塚慎一,井川真理子,小山恵子,佐藤淳也 |
【はじめに】高齢者の夜間の異常睡眠のひとつにレム睡眠移行障害(以下RBD)がある.RBDはレム睡眠に一致して起こる抗重力筋のトーヌスの低下が障害され,その結果,夢のなかの行動に一致して実際に体が動き,自分自身やそばで寝ている者が負傷する危険にさらされるというものである.RBDの患者ではレム睡眠以外の部分ではむしろ深い睡眠が多いという報告がある.今回われわれは,RBD患者のノンレム睡眠が通常の高齢者に比べて深いのかどうか検討することを目的として解析を行った. |
2000/07/06 |