第15回日本老年精神医学会 演題抄録 |
【TB-23】 |
心理検査 |
Memorial Delirium Assessment Scale日本語版の 信頼性と妥当性に関する検討 |
東京都多摩老人医療センター精神科 松岡 豊,新垣 浩,田中邦明 |
【はじめに】Memorial Delirium Assessment Scale(MDAS;Breitbart W, et al, 1997)は10項目からなる客観的な測度であり,せん妄の重症度を評価するために開発された.各項目は意識障害,見当識障害,短期記憶障害,順唱と逆唱の障害,注意の集中および転換の障害,思考障害,知覚障害,妄想,精神運動抑制・精神運動興奮,睡眠覚醒リズムの障害から構成されている.われわれは原著者から日本語版作成の許可を得たのち,back-translationを経てMDAS日本語版(MDAS-J)を作成し,その信頼性と妥当性の検討を行ったので報告する. |
2000/07/05 |