第15回日本老年精神医学会 演題抄録 |
【TA-22】 |
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PETを用いた脳内アセチルコリンエステラーゼ活性測定 |
放射線医学総合研究所高度診断機能研究ステーション・順天堂大学医学部 |
コリン作動性神経の変性はアルツハイマー病(AD)などの痴呆疾患における進行性認知障害の主たる原因であるといわれている.われわれは脂溶性のアセチルコリンアナログである[11C]MP4A(メチルピペリジル4-アセテート)をトレーサーとして用い,PETによる脳内アセチルコリンエステラーゼ(AChE)の測定法を開発し,ADの診断に応用してきた.今回われわれは,早発性AD患者の脳内AChE活性と脳血流の指標とを比較し,その診断に果たす有用性を検討した. |
2000/07/05 |