第15回日本老年精神医学会 演題抄録 |
【TA-21】 |
画像 |
生物学的診断マーカーと脳血流SPECTの関係 |
国立精神・神経センター武蔵病院精神科・順天堂大学医学部精神科 中野正剛 |
【はじめに】近年,抗痴呆薬の開発が活発になり臨床で使用され始め,効果を判定するための神経心理学的な検討とは別の客観的な指標が求められるようになった.その意味で,アミロイド,タウやそれらの関連物質とともにPET,SPECTも注目すべき検査である.AD診断のマーカーとされる物質のうち,脳脊髄液中のアミロイドβ-42については多くの報告で重症度とともに減少するとされる.今回,われわれはアミロイドβ-42を測定し,同時に脳血流SPECTを施行し,両者の関係について検討した. |
2000/07/05 |