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認知症看護対応力向上研修
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開催概要/シラバス

概要

平成28年度診療報酬改定に「認知症ケア加算2」が新設されました。これは、本学会が新規定算定に伴う基礎資料を作成し働きかけてきたことの成果です。
つきましては、本学会では、認知症加算2の施設基準に対応する、認知症患者のアセスメントや看護方法等に係る適切な研修を「認知症看護対応力向上研修」として実施いたします。
本学会が蓄積している認知症看護の知見を結集し、認知症看護の基本、病態と治療、倫理的課題と意思決定支援、BPSDの予防と対応、退院支援と地域包括ケア、家族支援、チームアプローチなどの研修内容を、講義と演習で構成します。厚生労働省の基準は9時間ですが、本研修は2日間12時間で実施いたします。
本研修を受講された方には、受講修了書を発行し、研修したことを証明いたします(2日間の受講者のみ、遅刻、早退は厳禁)。

研修内容

講義(9時間)演習(3時間)
  1. 認知症患者に特有な看護上の課題と看護の基本
  2. 認知症の原因疾患と病態・治療
  3. 認知症に特有な倫理的課題と意思決定支援
  4. 入院中の認知症患者に必要なアセスメントと援助技術、実施・評価
  5. 行動・心理症状(BPSD)・せん妄の予防と対応方法ーコミュニケーションスキル
  6. 行動・心理症状(BPSD)・せん妄の予防と対応方法ー療養環境の調整方法
  7. 地域包括ケアと退院支援
  8. 家族への支援
  1. 認知症患者に特有な倫理的課題と対応方法
  2. 認知症患者とのコミュニケーションスキル
  3. チームアプローチ演習

 

※諸般の事情によりプログラムが変更となる場合がございます.あらかじめご了承ください

参加費

会員:12,000円   非会員:20,000円

シラバス

テーマ 時間数 ねらい 内容
1.
認知症患者に特有な看護上の課題と看護の基本
講義
50分
本学会の立場表明「急性期病院における認知症高齢者を擁護する」の考え方を踏まえ、認知症看護の基本を学ぶ。 認知症ケアの歴史的変遷、認知症看護の基本的な考え方、看護師の態度
2.
認知症の病態・治療
講義
70分
認知症の病態と症状およびその経過と治療について学ぶ。 認知症の病態、症状(病状の進行・BPSD)、治療
3.
せん妄の予防と対応方法
講義
60分
せん妄の予防と対応方法を学ぶ。 せん妄とせん妄予防のケア、対応方法、せん妄を誘発する薬物リスト
4.
認知症患者の環境調整
講義
60分
認知症患者の安心と安楽をもたらすための人的・物理的環境の調整を学び、人的環境となる看護職として認知症患者とのコミュニケーションスキルを学ぶ。 認知症患者の安心と安楽をもたらすためのコミュニケーションスキル、環境の調整
5.
認知症患者とのコミュニケーションスキル
演習
60分
認知症患者とのコミュニケーション技法演習
6.
家族への支援
講義
60分
認知症高齢者を介護する家族の特徴と支援方法を学ぶ。 認知症患者を介護する家族の現状と課題、家族への支援方法
7.
入院中の認知症患者に必要なアセスメントと援助技術
講義
120分
入院中の認知症患者が安心・安楽に治療が受けられる日常生活援助を学ぶ。 入院中の認知症患者のアセスメント(治療および身体症状、入院前の日常生活、入院中の日常生活)、看護計画と援助技術(安全な医療の提供方法、生活リズム、生活行動を整える支援
8.
地域包括ケアと入退院支援
講義
60分
地域包括ケアにおける病院の役割と認知症高齢者の早期退院支援を学ぶ。 地域包括ケアと継続看護、外来看護、認知症患者の退院支援、関係機関の連携・調整
9.
認知症に特有な倫理的課題
講義
60分
認知症に特有な倫理的課題と対応方法及び意思決定支援について学ぶ。 倫理とは、権利擁護、虐待防止、身体拘束への対応、関連法律
10.
認知症に特有な倫理的課題と意思決定支援
演習
6分
倫理的課題をもつ事例の検討演習
11.
認知症ケアとチームアプローチ
演習
60分
認知症ケアチームが行うチームアプローチを学ぶ。 多職種チームにおけるリーダーシップ、メンバーシップの取り方、認知症ケアチームを構成する専門職の専門性と役割、チーム内のコミュニケーション方法演習
 
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