【方法】昭和大学藤が丘病院精神神経科に通院中のAD 患者を対象とし,診療録から後方視的に調査した.性別,年齢,Mini-Mental State Examination(MMSE),早期アルツハイマー型認知症診断支援システムVoxel-based Spesific Regionalanalysis system for Alzheimer’s Disease(VSRAD),BPSD の有無,bipolarity の有無を調べた.双極性障害の家族歴,発揚気質,循環気質,季節関連性のいずれかが現在までに存在した場合をbipolarity 有りとした.また,調査にあたっては個人が特定されないように匿名化を行い,本研究は昭和大学藤が丘病院臨床試験審査委員会の承認を得て行われた.