第18回日本老年精神医学会 演題抄録 |
【U2−83】 |
老年痴呆に伴う問題行動に対するRisperidone, Perospironeの有用性についての比較検討 |
医療法人社団正仁会明石土山病院 波多腰正隆 湯尾弘司 三和千徳 岡崎孝夫 鶴田千尋 太田正幸 医療法人社団正仁会明石土山病院・神戸大学大学院医学系研究科精神神経科学分野 大下隆司 神戸大学大学院医学系研究科精神神経科学分野 前田 潔 |
【はじめに】われわれは前回,当学会で老年期の痴呆性疾患に伴う不眠,せん妄,幻覚,妄想,興奮,暴力行為といった精神症状・問題行動の治療に低容量のリスペリドン投与が臨床上有用であり,とくに介護の妨げになるといわれる介護への抵抗,大声,暴力行為などの敵意・攻撃性に対してとくに有用であると報告した.今回,非定型抗精神病薬のなかでリスペリドンと同じSDAであるペロスピロンについても老年期痴呆性疾患に伴う精神症状・問題行動に対し臨床上有用であると考え,リスペリドン,ペロスピロンの有用性についての比較検討を行った.
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2003/06/18 |