「かかりつけ医のためのBPSDに対応する向精神薬使用ガイドライン(第2版)」に対する第2回目のパブリックコメント公募を実施いたします。
まずは、第1回目の公募に際しご意見をお寄せ頂いた皆様に厚く御礼申し上げます。日本老年精神医学会会員の皆様を中心にして先生方の認知症医療への並々ならぬ熱意に感銘を受けました。
前回のパブリックコメント公募では、ガイドライン第2版案でのさまざまな記載に関して表現や解説について数多くご指摘いただきました。研究班ではより良きガイドライン作成に繋がるものとして大変ありがたく、また真摯に受け止め多面的に検討させていただきました。現実的には頂いたすべてのご意見を第2版最終版案に反映できたとは言い難い部分もあり、今後の継続課題とさせていただいたところもありますが、なるべく多くのご指摘に対応できるように心がけました。ここでは、頂いたすべてのご意見とともに、研究班としての見解と修正点について記載しましたのでご参照ください。そして、修正を加えたガイドライン第2版(案)も掲示いたします。前回からの修正箇所が赤字で提示されていますので、よろしくお願い申し上げます。
前回にご意見をお寄せいただいた皆様へのお礼と回答はこの公開を持って代えることに何卒ご理解のほどお願い申し上げます。
また、今回のパブコメ公募は前回よりも公開性を高めるために、掲示板方式を採用いたしましたのでよろしくお願いいたします。
 
調査研究班 主任研究員:  新井平伊(日本老年精神医学会)
分担研究員:
(50音順)
秋山治彦(日本認知症学会)
石郷岡純(日本神経精神薬理学会)
中島健二(日本神経治療学会,日本神経学会)
本間 昭(日本認知症ケア学会)  
 
なお、今回のパブリックコメント公募は2週間とさせて頂きたく、平成28年6月27日17時00分で締め切らせていただきますので、何卒よろしくお願い申し上げます。
公益社団法人日本老年精神医学会
理事長  新井平伊
 
第1回パブリックコメント回答について 
 
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【受付期間】
平成28年6月13日〜6月27日 17時まで
 
【意見送付先】
下記掲示板に投稿してください。

2回にわたるパブリックコメントの募集にご協力頂き、厚く御礼申し上げます。
これをもちまして、第2版最終ドラフトを作成する作業に入りたいと思います。ありがとうございました。

 

新しい記事から表示します.1度に20件の書き込みを表示します.




投稿:新井平伊 順天堂大学  投稿日: 2016/06/27 17:04:17

 

中根先生

取り急ぎ送ります。

EMB ミスプリですね。ありがとうございました。

2点目は、「回答」を読んでください。 いろいろな関係でこうなっています。

3点目は副作用はこれでよいと判断しています。

 


投稿:中根 一 帝京大学溝口病院脳神経外科  投稿日: 2016/06/27 16:59:02

 

1ページ目はEMBに基づくは・・EBMの誤りですか?
「認知症を専門とする医師」は、誰になるのでしょうか?自称でよいのでしょうか?
非ベンゾジアゼピン系の薬も、作用部位は同じで、転倒等のリスク、依存性を持つと言われていますが、如何でしょうか?

時間がなく、ぶしつけで申し訳ありません。

 


投稿:新井平伊 順天堂大学  投稿日: 2016/06/27 16:53:36

 

毎日新聞 和田明美様

ありがとうございました。
締め切り間際でのコメントは、できたらもっと早くお願いしたかったですね。充分な周知ができず議論が不十分に終わることがとても残念です。急ぎ送ります。

(1)抗認知症薬を第一選択薬として推奨するのは止めるべきです。→ かかりつけ医のためのGLで、各国のものとは趣旨が異なります。しかし、このところの見解はすべての文章をよく読んでください、充分に説明していると判断します。もちろん、和田さんのご意見は充分に理解しました。

(2)「本邦で行われた第2相試験では探索的有効性評価の1つでBPSDに対する有効性が確認されている」→「有効性が示唆されている」とすべきと考えます。→ 先生方のコメントを参考に、またEBMの観点から、正確に記載されていると思います。

(3)薬の減量・中止の判断について専門医と認知症疾患医療センターの判断を必須条件とするのはやめてほしい→ 再度ご確認ください。必須になっているでしょうか?

(4)各学会のなかに、日本精神神経学会が入っていないのは、なぜですか?→何度も説明してありますが、初版作成の調査研究を基盤にしているからです。利益相反については、本ガイドラインについては添付の「回答」を参照ください。それ以上の展開については、適宜別のところで議論されてください。

取り急ぎご報告まで。いつもご指導頂きありがとうございます。

 


投稿:和田明美 毎日新聞社記者  投稿日: 2016/06/27 16:11:06

 

<「かかりつけ医のための向精神薬使用ガイドライン」第2版パブコメに対する修正案について>
                         
 平素より、お世話になっております。
 日本老年精神医学会のホームページで第2版修正案へのパブリック・コメントに対する修正案が出されたことについて、感謝申し上げます。しかし、いくつかの箇所について、さらにご検討をいただきたいことがありますので再度、意見を述べさせていただきます。

▽<パブリックコメントをお寄せ頂いた皆様へ>の内容について

○10ページ(22)に対する「研究班の見解」について
 (22)のバンクーバーで開かれたAANミーティングで示された薬物の使用について、「最新の情報」と答えていますが、私の知る限りでは、(22)の内容は、これまで欧米の老年精神医学会などでは同様のことがいわれており、決して、新しい薬物使用方法ではないと思われます。
 第2版に対するパブコメで私が意見を述べました通り、ガイドライン初版の研究班で向精神薬使用のために検討した欧米の主要学会ガイドラインでは、(22)と同様の内容が書かれていたと記憶しております。
 それなのに、初版では、この欧米の主要学会ガイドラインで抗認知症薬がどのように扱われているか検討もされず、当時の研究班代表者の意向で、「特別大付録で抗認知症薬を入れる」ということでまとまったのです。これは、研究報告書を見れば、そのやり取りで分かります。研究班のほかのメンバーからは「エビデンスはどのぐらい?」「上がったり下がったりするのを書けば」といった意見もありましたが、できあがった初版ガイドラインは、そのような意見が反映されない形となったのです。

 今回、第2版の改定に至った理由は、14〜16ページ(28)の意見に代表されるように、初版ガイドラインの「攻撃性、焦燥などのBPSDに対して抗認知症薬を使用推奨している」のを参考にした、かかりつけ医らが、薬剤性のBPSDを発現させたり、なおBPSDを悪化させたりしている事例が治療現場で少なからずあったからです。

 それで、この第2版は、上記のような形で作られた初版をベースにしているので、あちこちからパブコメで指摘を受けて修正を加えると、初版ガイドラインはいったい何を目的として出したのか、EBMを無視したからこういう結果になったのだろう、と改めて問いたいという気持ちになります。

 ですので、再度、申し上げますが、BPSDに抗認知症薬を第一選択薬として使用推奨しているのは、日本のガイドラインだけです。先発の欧米では、長年使ってきて、(22)の内容の結論を出しているのです。抗認知症薬を第一選択薬として推奨するのは止めるべきです。

 また、国立長寿医療研究センターなどは、BPSDには「抗認知症薬はほとんど効果がなく、運動のほうが効果が上だ」としています。米国でも、同様の論文発表がされているそうです。これが、ほんとうの最新情報なので、その論文を検索して、ガイドライン冒頭に、そのような知見もあるとしたほうが患者の治療につながる可能性が高いと考えます。

○23ページ下から7行目の「レビー小体型認知症のBPSDに対するドネペジルの有効性は確認されていないが、本邦で行われた第2相試験では探索的有効性評価の1つでBPSDに対する有効性が確認されていること」について
 「本邦で行われた第2相試験では探索的有効性評価の1つでBPSDに対する有効性が確認されている」→「有効性が示唆されている」とすべきと考えます。
 あくまで探索的試験の結果で、その数値がいくつであっても所せん、エビデンスといえるものではありません。EBMとは、どういうものであるか、あまり知らない可能性がある一般医師たちに伝えるには、誤解を招く表現であり、より正確に伝えるべきと考えます。

○複数の医師コメントで、薬の減量・中止の判断について専門医と認知症疾患医療センターの判断を必須条件とするのはやめてほしい、とのコメントがありましたが、これは私も支持するところです。

 現在の認知症の治療現場は、全国にある認知症疾患医療センターなど地域の中核となる専門医療機関と地域のかかりつけ医らの連携が非常にうまくいっていて、優秀で熱心なかかりつけ医によって担われている地域と、そうでない地域とかなりの差があると思われます。
 また、逆に専門医を標榜しているからといって、必ずしも患者にとって良き医師であるとは限らず、専門医を標榜する医師の悪処方によって病状が悪化することも少なくありません。とくに精神医療の現場はその傾向が強いのを私は過去10年以上、経験してきました。さらに、かかりつけ医の中にも、初版ガイドラインを参考にして、薬剤性BPSDを発症させるような、あまり優秀ではない医師もいらっしゃるというのが現状です。このように医師によって、かなり能力の差があるのは否定できず、薬の減量・中止について、専門医療機関の判断をあおぐかどうかは、その医師の裁量権に任せるというのが妥当かと考えます。


○1ページ「(5)パブコメ公募等の作業を経て作成した最終版案は〜各学会でもその内容の審議を依頼し、可能であれば学会承認を得る」について

 各学会のなかに、日本精神神経学会が入っていないのは、なぜですか?
「認知症疾患治療ガイドライン2010」では日本精神神経学会が入っていましたし、同学会所属の医師らも認知症治療にあたっているはずですが。

 また、この「学会承認」とは、どのような手続きを取られる予定ですか?ごく簡単に、学会幹部の理事会などで、実質的な検討もされず、「しゃんしゃん会議」の承認で終わりということならば問題だと思います。なぜかといえば、私がかつて調べた範囲では、これら学会のトップや薬事委員会委員長など幹部は、抗認知症薬の製造・販売をする製薬会社から、講演、原稿料、コンサルティングなどの謝金を相当額もらっており、なかには年間計1千万円を超える方もいらっしゃいます。そのような現状では、患者にとって公平公正で科学的な判断がされることは期待できないと考えます。

 もし、学会の承認を得るというのであれば、承認に関わるすべてのメンバーの利益相反(COI)開示を必ず行い、幹部だけの会議承認ではなく、各学会の委員会や学会員から再度、パブコメをもらった上での承認としていただきたい。利益相反開示も、今回の班会議の基準では、あまいと考えます。金額はたとえば、年間50万円以上は開示対象とするなど、細かくしたほうがよいと考えます。
 また、学会に日本精神神経学会も加えるべきと考えます。私の知る範囲では、同学会が上記の点などについて日本では、一番中立的な立場を保持しているととらえています。

 


投稿:新井平伊 順天堂大学  投稿日: 2016/06/27 16:03:11

 

大分県認知症疾患医療センター千嶋病院 千嶋達夫先生

ありがとうございました。

先生のご指摘の点、確かに抜け落ちていましたね。アルゴリズムの確認用件のところに加えたいと思います。

暫定的には、スペースが限られているので

「他に精神疾患はない(あれば精神科受診が望ましい)」

とかになりますでしょうか?何か他に案があれば、短めのものでご提案ください。

 


投稿:新井平伊 順天堂大学  投稿日: 2016/06/27 15:51:52

 

MSD株式会社メディカルアフェアーズ 戸田康夫先生

ありがとうございました。

私は残念に感じますね、こういうときに自ら「中立性」を疑うようではやはり客観性を保った主張ではないことを表しているのでしょうか。

ご提案がないようであれば、小田先生のご主張をもとに以下のように付記しておきたいと思います。

「米国では5mg/dayから漸増可能であるが、国内では65才以上に15mg/dayで用量固定されている」


 


投稿:新井平伊 順天堂大学  投稿日: 2016/06/27 15:43:05

 

中通リハビリテーション病院 石川博康先生

ありがとうございました。外来の合間に手短に返信させて頂きます。

先生のご趣旨は良く理解しましたし、いつも丁寧な文章で詳細にご指導いただいたことに厚く御礼申し上げます。

ただ、適応外使用については、診療報酬上の定めとEBMの観点の両方から、どうしても今回のような記載が必要と判断します。前者についても、製薬メーカーの回答はメーカーの考え方です。また、障がい者を差別している意味合いはもちろんなく、障がい者の方に医学的な面で少しでも迷惑をかけないことを目指して事実を明確化している段階と考えています。疑義がかかるような問題については、我々医療者と製薬メーカーが社会的役割を認識し、臨床試験によりEBMを確立していくことが必要と存じます。ぜひ今後ともご協力の程よろしくお願い申し上げます。
なお、今回の第2版でも、睡眠薬のところだけは「適応外使用」の用語が入っていません。ご理解頂けたら幸いです。

 


投稿:千嶋達夫 大分県認知症疾患医療センター千嶋病院  投稿日: 2016/06/27 13:28:07

 

新井平伊先生

老年精神医学会で拝見したF0,F1・・・とかさなるパンケーキのような先生の診断の考え方に賛同します。
また、実際の診療の場面でも、精神疾患の合併が問題になる場合があります。(精神疾患のある人の認知症の合併という方が正確かもしれません。)
かかりつけ医ですので是非認知症発症の前の生活状況も聞いていただき、合併精神疾患の可能性がある場合はかかりつけ医が薬物投与するよりも専門医受診を優先するようにどこかに書けないでしょうか?

 


投稿:戸田康夫 MSD株式会社メディカルアフェアーズ  投稿日: 2016/06/27 12:12:36

 

順天堂大学 新井平伊先生

コメントのご歓迎ありがとうございます。
ガイドラインの中立性を保っていただく観点からも、私の立場からは記載文言の提案は避け、情報提供にとどめさせていただきたく思います。
米国、日本の添付文書へのリンクを記載しようとしたのですが、コメント欄にURLは書き込めないようになっておりました。
Webで検索すれば容易にヒットしますので、原文をご確認いただければ幸いです。

 


投稿:石川博康 中通リハビリテーション病院精神科  投稿日: 2016/06/27 11:24:56

 

順天堂大学 新井平伊先生 ご机下

ご返信頂きありがとうございます。先のチェックボックスについて、「 [適応外使用について十分なインフォームドコンセント] が得られている」を処方検討の前提条件に据えてしまいますと、以下のような懸念が残るように存じます。「本GLが抗精神病薬、抗うつ薬、抗不安薬、睡眠薬について、認知症のある方々への処方を一律に適応外処方だとみなしている」と読めてしまう懸念。念のため、製薬メーカー数社に疑義照会をしてみました。
<私が行った疑義照会>
ファイザー(ハルシオン、ソラナックス、ジェイゾロフト、イフェクサー)、グラクソスミスクライン(パキシル)、MSD(ベルソムラ)、ベーリンガーインゲルハイム(レンドルミン)、明治製薬ファルマ(メイラックス、デプロメール)。各メーカーの見解は、「認知症の一事でもって適応外処方とみなす添付文書上の根拠はない」との回答でした。ベルソムラについては「二次性の不眠症に対する有効性等は確立されていない」点に注意下さいとのことで、療養の給付対象から外れるかもしれないと指摘を受けました。本疑義照会は、「不眠症」や「うつ状態」など、各薬剤の適応症の病名と認知症の病名が併存するという前提で行いました。
 障害者差別解消法の点から見ましても、認知症という障害の一事実でもって、その障害がない人達には認められている通常の保険診療(および副作用救済制度による救済等)を、認知症の方々には認めないとするGLは、同法に反すると批判を受けるおそれがあるように存じます。最終版ドラフトを確定する前に、厚労省の障害者差別解消法を担当する部門にも、念のため確認頂く方法があるように存じます。
 私の前回の提案は、「適応外処方」と「インフォームドコンセント」を1対1で結ばないような文言の修正をお願い申し上げたい、というのが真意でした。最後に、この度の機会に心から感謝申し上げます。

 


投稿:新井平伊 順天堂大学  投稿日: 2016/06/27 8:58:08

 

第1回目のパブコメ募集にご投稿頂いた先生方も含め、すべての先生方に、心から厚く御礼申し上げます。

今日はこれから外来で、おそらく締め切りの17時までPCを開けないと思いますので、取り急ぎ外来前にお礼申し上げます。

17時までに、まだ何かございましたら、ぜひご投稿ください。

先生方すべてが、本調査研究の協力研究員です。研究班を代表して、改めて厚く御礼申し上げます。

新井平伊

 


投稿:新井平伊 順天堂大学  投稿日: 2016/06/27 8:55:10

 

青山学院大学保健管理センター 稲垣 中先生

さっそく、新たなご指導を頂き、厚く御礼申し上げます。

1点目はどうしてもEBMの観点から、そのような表現になってしまうこと、私も不満はありますが、ご了解頂けたら幸いです。

2,3点目は、まったくご指摘のとおりと存じます。これだけみんなでチェックしているのですが、漏れはあるのですね。

先生のご協力に、感謝です。ありがとうございました。

 


投稿:小田陽彦 兵庫県立姫路循環器病センター  投稿日: 2016/06/26 8:23:07

 

新井平伊先生

御丁寧かつ真摯な御対応誠に有難うございました。
精神神経学雑誌 118巻第6号(2016年6月号)384-390 に本ガイドラインに対する私の考え方を書いておりますのでお手隙の折にでも御笑読頂ければ幸いです。

 


投稿:稲垣 中 青山学院大学保健管理センター  投稿日: 2016/06/26 2:34:58

 

新井平伊先生
分担研究者のみなさま

御指摘の通り,修正前のものと修正後のものを取り違えておりました。不注意で申し訳ございません。

修正後のバージョンについて,気になった点についてコメントします。
1)第1ページの注3
 「抑肝散,バルプロ酸,カルバマゼピンは焦燥性興奮に対して有効であったとの報告があるが,科学的根拠は十分でなく」というくだりと,これに続く,「・・・・必要な場合には考慮してもよい」とのつながりが変ではないかと思います。この件については,修正前の書き方の方がわかりやすかったように感じます。

2)第6ページ 抗不安薬の副作用について
 短時間作用型の例としてトリアゾラムが挙げられていますが,紛らわしいので削除した方がよくないでしょうか?
 これを見てトリアゾラムを抗不安薬と思い込む人はよもやおるまいとは思うのですが,読者に非精神科医も含まれているので,用心した方がいいと思うのです。

3)細かいようですが,参考文献2の第三著者である岩田先生のお名前がIwataではなく,Iwtaaになっております。

 


投稿:新井平伊 順天堂大学  投稿日: 2016/06/26 0:28:22

 

青山学院大学保健管理センター 稲垣 中先生

ご投稿いただき、ありがとうございました。非会員とかは全く関係ないですので、これからもまた何かありましたらどうか遠慮なくご連絡ください。

で、先生のご指摘を拝読し「アミかけ」「3行目」という情報から判断して、先生はもしかするとガイドライン第2版の第1ドラフト(水色)をご覧になってのコメントでしょうか?

第1ドラフトであるとすると、第1回パブコメでも同様の指摘があり(「回答」をご参照ください)修正が加えられています。そして、現在は第2回目のパブコメ公募で、これは現在提示してある第2ドラフト(黒字と赤字が混じったドラフト)に関しての募集です。
先生のご指摘の部分は適切な形で修正されているとではと予想しますので、どうぞお確かめください。

その上で、また何かお気づきの点があれば、どうぞ遠慮なくお伝えいただけたら幸いです。良いものを作るためにご協力の程何卒よろしくお願い申し上げます。

 


投稿:稲垣 中(非会員) 青山学院大学保健管理センター  投稿日: 2016/06/25 21:48:59

 

新井平伊先生
分担研究者のみなさま

3ページ目の『抗精神病薬』の項目の灰色のアミかけ部分の3行目以降,「ただし,器質的疾患に伴うせん妄・精神運動興奮状態・易怒性に対する処方は認めるとの通達がある」という記述についてコメントを差し上げます。

この記述は,2011年9月28日に発せられたこの通達以降,器質的疾患に伴うせん妄などに一部の抗精神病薬を使用したとしても,『診療報酬の査定』の対象としないことになった・・・・ことを指しているものと理解しました。

かなり前の話なので,記憶があやふやなのですが,この時の通達で対象とされたのは一部の抗精神病薬であって,全ての抗精神病薬ではなかったように思います(事実誤認があるようでしたら御容赦下さい)。細かい話であることは承知しておりますが,適応の有無を巡って,揉め事の種になる可能性が最も高いと推測されるのが抗精神病薬であることに鑑みて,この通知の対象となった薬剤を正確に記載した方が安全ではないかと考えます。

もう1つ細かい話ですが,予備知識のない人が冒頭の灰色のアミかけ部分を読んだとして,結局のところ,抗精神病薬投与が適応外なのか適応内なのかがわからず,混乱するのではないかと思います。今のところ,器質的疾患に伴うせん妄などに対する一部の抗精神病薬投与は『査定』の対象とされなくなっただけで,建前上は適応外使用のまま・・・・という中途半端な立ち位置にあるのですが,誤った理解につながらないように正確に記載した方が好ましいと考えます。

以上

 


投稿:新井平伊 順天堂大学  投稿日: 2016/06/25 1:11:49

 

フジ虎ノ門整形外科病院 齊尾武郎先生

わざわざ再度メールを頂いたことにまずは御礼申し上げます。

申し上げるまでもなく、中途半端な気持ちでこの仕事をしているわけではないので、頂いたご意見・ご指摘に対しては明確に答えるのが義務と思っています。しかし、降伏させるとかいうつもりは全くありません。少しでも理解者が増え、一緒に歩んでもらえる先生が増えることを切に願って文章による説明させて頂いたつもりでしたが、先生にそのような思いをさせてしまったことがあるとしたら大変申し訳ありません。すべて公開上で交流しているのも理解者が増えること、そしてみんなで少しでもより良きものを作れるチャンスを拡大しようとすることからです。
この意味で、前にも書きましたが、先生とは本音でいろいろ交流できたと実感しています。先生が今回指摘されたこと、つまり高額な研究費や権威主義については、一般論として、そして総論として、多くの先生方が、そして私も、同意するところであります。そのような感覚を私も持っていますが、それでも今回は結構大変な仕事をしていると自負しています。
いずれにせよ、先生とはいずれかの機会に一度一緒に飲んでみたいと思うくらいです。今後とも忌憚のないご指導をお寄せ頂けたら幸いです。よろしくお願い申し上げます

 


投稿:新井平伊 順天堂大学  投稿日: 2016/06/25 0:49:06

 

認知症ケア学会 本間昭先生

先生におかれましても、ご多用中にご検討いただきありがとうございました。特に、認知症ケア学会として検討され、実践的で有用な修正案をまとめて頂き、厚く御礼申し上げます。
貴学会の当ガイドラインへのご貢献には、そして前向きな姿勢には、頭が下がります。ありがとうございました。

 


投稿:新井平伊 順天堂大学  投稿日: 2016/06/25 0:41:24

 

中通リハビリテーション病院 石川博康先生

ありがとうございました。もちろん修正はより良きものを作成するためですから何度でも対応します。
この点については、『現行表現は文頭で「ご家族等」を最初に提示していますが、仮にassentであっても、ご本人の意思を確認するのが第一の原則かと存じます』との先生のご意見を最優先し高良こそ、初版ガイドラインからの記載を修正しようとした経緯ですから。
しかし、先にも書きましたが、ICについては「誰に」「何を」について明記する必要があるので、ぼかす形での表現では不十分だと判断します。
なので、第2案で先生が納得されるのなら採用可能と思いますが、先生が推奨された第1案は申し訳ないですが責任者としては採用できません。ご理解ください。


 


投稿:新井平伊 順天堂大学  投稿日: 2016/06/25 0:25:41

 

兵庫県立姫路循環器病センター 小田陽彦先生

こちらこそ、先生のおかげで私の考えを紹介できていますので、ありがたいです。
(1)について
この課題については、アルゴリズムのところでは病名は入れないことと責任者として決断します。最大の理由は、「認知症関係の専門医が抗認知症薬をアルツハイマー型認知症以外の認知症に使用するのを推奨しているような印象を世間に与えるのは、あまり良くないことのように思えます。」との先生の結論に同意しないからです。他の先生のご指摘にあるように、何度も適応外使用については記載されており、アルゴリズムの上段にも2回にわたり明記しているし、抗認知症の説明でも明示しているからです。また、そうですね第1ドラフトで記載されていたのは「レビー小体型認知症」ですがこれを外したので、その方針をより戻しの形で病名を入れるという手段を避けるということです。それから、まずは私の心を記載したところについてはお互いの見解の相違でしょうがそれは私心の話で、それをその後ガイドラインの記載に結びつけ「否」として適応外使用の観点から展開されていることについては、上記の通り責任者としての判断を下します。どこから適応外使用を推奨しているような印象を受けるのか、私はそうは思いません。この点については、継続課題として先生の世代でより適切なガイドラインを今後作成されていくことを期待しますので、ぜひ頑張ってください。

(2)について
『「海外では5mg/dayから漸増可能であるが、国内では65才以上に15mg/dayで用量固定さいる」で何の問題もない』とのことですが、推奨容量が記載されているのであればそれを記載しないことは作為的に省略したのではと指摘されうることを危惧します。ここでは、米国、推奨容量、そして場合によっては少量から、という内容を記載した方が良いのではとの印象を受けます。特に、エビデンスが少ないことでガイドラインに載せることすら疑問視されている薬剤です、この点は第1回目パブコメ「回答」を参照ください。

そこで先生への依頼としては、戸田康夫先生からご提案をいただいて、それに対して先生の見解を述べるプロセスを取ることで、これもrelatively better な記載を目指すことにしたいと思いますが、いかがでしょうか?

戸田先生におかれましても、どうぞご提案していただけたら幸いです。公開上で討論するのですから、遠慮なくどうぞ。
何度も書きますが、最終目的は当事者の方々の生活の質の確保につながるためのかかりつけ医の医療安全確保ですので、よろしくお願いいたします。

 



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