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トップページ>在宅ケア学
刊行にあたって 
現在の日本社会では,慢性疾患をもち在宅療養する人,障害を抱えながら地域で暮らす人,生活機能に支障を抱えながらも住み慣れた自宅で暮らす人,人生の終末期を自宅で暮らす人など,在宅ケアを必要とする対象者は非常な広がりをみせ,専門職にはこの多様なニーズへの対応が求められるようになっています.
これらのニーズに応えるためには,「在宅ケア学」の確立と普及が不可欠といえます.この「在宅ケア学」とは,実践の科学であり,適切なアセスメント,計画の立案,実施,評価のプロセスを踏んだ,在宅ケア対象者への保健医療福祉介護に関する総合的なケアの理論と実践が融合した学際的な学問です. 在宅ケアは利用者と家族を中心としたケアであり,彼らの望む生き方を支援するためには,学際的チームによるアプローチが不可欠であり,各職種が専門性を十分に発揮しながらも,相互に連携をはかり,協働するプロセスが重要です. これらの考え方に基づいた在宅ケア学を広く普及するために,本書はどの専門職種にとっても必要である在宅ケア学のコアとなる基本的考え方や諸制度,学際的チームアプローチの在り方,対象別の具体的ケアやエンド・オブ・ライフ期のケアで構成され,これらに関する理論と実践について,現場の実践者や学生,教育者,研究者が体系的に身につけ,学問としての在宅ケア学の基盤を学ぶことができるテキストとして刊行されました. また,現場で行われている在宅ケア実践を理論づけし,理論をもとにした現場での最善のケアを向上することをめざして,日本在宅ケア学会が総力を挙げて刊行した次第です.
本書は,日本在宅ケア学会の設立20周年を記念した出版事業として,これまで培われた在宅ケア学を集大成するとともに,今後の在宅ケア学のさらなる発展の方向性を示しながら,保健医療福祉介護など,在宅ケアに関連する領域の学生,大学院生,専門職実践家,教育者,研究者の実践・教育・研究活動に資することができれば幸いです. ぜひ皆さま方の座右の書として活用できることを期待します.
平成27年7月
日本在宅ケア学会
理事長 亀 井 智 子
 
各巻紹介
 
第1巻
在宅ケア学の基本的考え方
B5/272頁
定価:本体3,000円+税
第1章 在宅ケアの役割と特徴
第2章 在宅ケアの対象者
第3章 在宅ケアの基本原則
第4章 在宅ケアの展開方法
第5章 在宅ケアのアプローチの次元
第6章 在宅ケアに必要な共通の視点;ICFの考え方
第7章 在宅ケアの事例展開と多職種連携ケア
第8章 在宅ケアと災害支援
第9章 在宅ケアの評価・ケアの質保証と質管理
第10章 在宅ケアの倫理
第11章 在宅ケアとは;在宅ケアの過去・現在・未来
巻末付録:在宅ケアサービスを提供する専門職種,専門用語
第2巻
在宅ケアと諸制度
B5/150頁
定価:本体2,000円+税
第1部 在宅ケアを支える諸制度
第1章 保健・医療に関連する諸制度
第2章 福祉に関連する諸制度
第3章 虐待に関する諸制度
第4章 就労者の健康に関する法律
第5章 住宅に関する諸制度
第2部 制度に基づく在宅ケア実践事例
T.ALSの呼吸器装着者
U.事故等で脊髄損傷を受けた若年者,
V.発達障害児の事例
W.成年後見制度を利用するひとり暮らし高齢者
X.生活保護世帯
Y.がん末期の状態で退院支援した事例
Z.24時間巡回サービスを必要とする事例
[.高齢者施設での看取りの事例
第3巻
在宅ケアとチームアプローチ
B5/180頁
定価:本体2,400円+税
第1章 チームアプローチ総論
T.チームアプローチの歴史と定義
U.在宅ケアチームの責任と役割
V.高齢化先進国における在宅ケアとチームアプローチの展開
W.在宅ケアにおけるチームの形成と運営の原則
X.在宅高齢者ケアにおけるチームアプローチ
Y.地域包括ケアの考え方とチームアプローチ
Z.エンド・オフ・ライフケアにおけるチームアプローチ
第2章 チームアプローチの実際
T.自己ケア・インフォーマルケア・フォーマルケアの連携
U.退院支援とチームアプローチの現状と問題点 etc.
第3章 チームアプローチの事例
T.自己決定能力に問題のある人々へのチームアプローチ
U.虐待を受けている人々へのチームアプローチ
V.住宅状況に問題のある人々へのチームアプローチ etc.
第4巻
子どもを支える在宅ケア
B5/232頁
定価:本体2,800円+税
第1章 子どもを対象とした在宅ケア
T.子どもを対象とした在宅ケアの現状と課題
U.子どもを対象とした在宅ケアの特殊性
第2章 在宅ケアを必要とする子どもの特徴と病態
T.医療依存度の高い子ども
U.障害をもつ子ども
V.子どものがん
第3章 子どもの安全・安心な在宅医療の支援
T.呼吸ケア
U.摂食・嚥下のケア
V.コミュニケーションの支援
第4章 子どもの在宅生活を支える支援
T.子どもの成長と教育
U.親ときょうだいへの支援
V.仲間づくりの支援 etc.
第5章 在宅療養の実際
T.療養者から
U.療養者の親から
V.特別支援学校から
第5巻
成人・高齢者を支える在宅ケア
B5/174頁
定価:本体2,400円+税
序章 成人・高齢者を支える在宅ケア
第1章 状態像に応じた在宅ケア
T.脳血管疾患と在宅ケア
U.ロコモティブシンドロームと在宅ケア
V.認知症と在宅ケア
W.がんと在宅ケア
X.慢性呼吸不全と在宅ケア
Y.栄養障害,摂食嚥下障害,脱水と在宅ケア
Z.神経難病と在宅ケア etc.
第2章 取り組み主体からみた在宅ケア
T.医療機関からのアプローチ
U.訪問看護ステーションからのアプローチ
V.居宅介護支援事業所からのアプローチ
W.地域包括支援センターからのアプローチ
第3章 関連する制度と在宅ケア
T.医療計画と在宅ケア
U.障害者政策と在宅ケア
V.在宅ケアと権利擁護
W.地域包括ケアシステムと在宅ケア
第6巻
エンド・オブ・ライフと在宅ケア
B5/216頁
定価:本体2,400円+税
第1部 基本編
第1章 エンド・オブ・ライフケアを必要とする社会的背景
第2章 エンド・オブ・ライフケアとは
第3章 アドバンス・ケア・プランニング
第4章 エンド・オブ・ライフケアと倫理的課題
第5章 生活文化に即したエンド・オブ・ライフケアのチームアプローチ
第6章 質の高いエンド・オブ・ライフケアと今後の課題
第2部 実践編
第1章 病いの軌跡とエンド・オブ・ライフケア
第2章 成長発達やライフスタイルに応じたエンド・オブ・ライフケアとチームアプローチ
第3章 エンド・オブ・ライフを支える地域ケアシステム
第4章 エンド・オブ・ライフケアを担う人材育成と啓発普及
 
購入申し込み
販売状況 (全巻セットご注文の方は送料無料)
全巻セット 16,200円(税込) 発売中
第1巻 在宅ケア学の基本的考え方 3,240円(税込) 発売中
第2巻 在宅ケアと諸制度 2,160円(税込) 発売中
第3巻 在宅ケアとチームアプローチ 2,592円(税込) 発売中
第4巻 子どもを支える在宅ケア 3,024円(税込) 発売中
第5巻 成人・高齢者を支える在宅ケア 2,592円(税込) 発売中
第6巻 エンド・オブ・ライフと在宅ケア 2,592円(税込) 発売中
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