日本認知症ケア学会ホームページ  The Japanese Society for Dementia Care
地域部会

大会長あいさつ
日本の認知症高齢者の数は、2025年(平成37年)には約700万人と推測され、65歳以上の高齢者の約5人に1人が認知症になることが見込まれている。そのような中で、2012年(平成24年)に発表された「認知症施策推進5ケ年戦略(オレンジプラン)」は、7つの視点の中の1つである「地域での日常生活・家族の支援強化」の中で、認知症の人やその家族等に対する支援として「認知症カフェ」の普及を示された。平成26年度の厚生労働省の実績調査によると、41都道府県280市町村にて655の認知症カフェが運営されている。
2015年(平成27年)には、新たに「認知症施策推進総合戦略~認知症高齢者等にやさしい地域づくりに向けて~(新オレンジプラン)」が厚生労働省により策定された。認知症カフェについては、「認知症の人の介護者への支援」の中で、「認知症の人の介護者の負担を軽減するため、認知症初期集中支援チーム等による早期診断・早期対応を行うほか、認知症の人やその家族が、地域の人や専門家と相互に情報を共有し、お互いを理解し合うことなどを目的に、認知症カフェ設置の推進する」と国の方針が示された。こうした国の推進もあり、平成27年度末の厚生労働省発表資料によると、認知症カフェは全国に2253ケ所にまで増加している。
このような日本での背景を踏まえ、認知症カフェには認知症の人の介護者が負担を軽減し、専門職や地域の人と情報を共有するという役割があると考えられる。また、認知症の人の居場所や役割づくり、認知症についての学びの場という目的もあげられる。その中で、認知症カフェは「認知症カフェ」という場に様々な人が集い、あたり前に同じ時間を過ごす、つまり認知症の人やその家族・地域の人が時間・場所・情報を共有することを通して、地域の人が認知症の人を自分たちの生活の中に、ふつうであたり前の存在として受け入れ、理解することにつながるのではないだろうか。地域の人が、認知症の人やその家族を見守り、お互いに助けあう動機づけにもなるかもしれない。さらに、地域の人が自分の家族や周囲の人に、何らかの認知症の症状が出た際に「もしかして認知症かも・・・」と早めに気づくことで、認知症の初期に支援を開始できるきっかけにもなりうる。
認知症の人が増加していく社会では、認知症の人との関わりは人ごとではなく、誰でも経験する可能性があることである。認知症の人に偏見のない地域・社会は、認知症になっても、また認知症が重度になっても安心して暮らせる地域・社会である。つまり認知症の人にやさしい社会は、この社会に生きる私たちすべてにとってやさしい社会となるであろう。「認知症カフェ」は、そんなやさしい社会の実現を果たす取組みの一つであると考える。
2018年度九州・沖縄地域大会
大会長 松永 美根子
開催概要
会 期 2018年11月18日(日)
会 場 熊本テルサ(〒862-0956熊本県熊本市中央区水前寺公園28-51)
大会長 松永 美根子(介護老人保健施設孔子の里)
テーマ 認知症カフェのこれから;認知症の人や家族の初期支援
定 員

500名 *定員を超えた場合,参加を制限することがございます.

参加証発送 2018年11月上旬 投函予定
専門士単位 7単位/領域 I (発表 +3単位)



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