認知症ケア事例ジャーナル Netカンファレンス
 
 こちらは認知症に関するテーマを基に,地域・年代・職種に関係なくおのおのの意見を述べていただく場です. 1つのテーマを基にさまざまな視点,立場からの意見および取り組みを知ることを目的としています. 日本認知症ケア学会会員,認知症ケア専門士にかかわらずお気軽にご意見をお寄せください.

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今月のテーマ

私は福祉士を目指している学生で,現在,介護保険施設へ実習に行っています.
実習先で担当しているAさん(認知症)へのケアについて,どうしても気になっていることがあります.それは,「大好きな娘さんがつくったご飯ですから,残したら娘さんがかわいそう」「温泉に行きましょう.天然温泉ですよ」など,Aさんにうそをついてケアしている場面をよく目にしますが,それでよいのかということです.
ある日,思い切って職員に聞くと「結果として,Aさんが食べれば(入浴すれば)よいのではないかな.Aさんは認知症だし,すぐ忘れちゃうし,うそも方便っていうじゃない」という返答でした.確かに職員がいうとおり,結果がよければよいというのも分かりますが,それはうそをついてもよいという理由にならないような気もします.
なにも知らない学生の悩みですが,どのように考えたらよいのか,先輩方のアドバイスをお願いします.

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投稿:女性 40代  介護福祉士 北海道 老人保健施設 家族介護経験あり(過去) 投稿日: 2019/03/19 10:21:21

その方の世界に寄り添い、安心して頂き混乱を防ぐためのウソは認知症ケアの一つだと思います。ただ、常に認知症の方に寄り添う為のウソなのかケアを楽にする為についたウソではないのか。自問自答は必要だと思います。
そうしたなかで少しずつ、娘さんに頼まれて作ったもの。作り方を教えてもらって作ったもの。今日は、娘さんじゃなくて私の作ったものです。などとご本人が 現在の状況をゆっくり受容出来るよう段階的な声かけを織り混ぜていくことも大切にしていってみるといいと思います。


投稿:女性 40代  介護福祉士 北海道 老人保健施設 家族介護経験あり(過去) 投稿日: 2019/03/19 10:21:18

その方の世界に寄り添い、安心して頂き混乱を防ぐためのウソは認知症ケアの一つだと思います。ただ、常に認知症の方に寄り添う為のウソなのかケアを楽にする為についたウソではないのか。自問自答は必要だと思います。
そうしたなかで少しずつ、娘さんに頼まれて作ったもの。作り方を教えてもらって作ったもの。今日は、娘さんじゃなくて私の作ったものです。などとご本人が 現在の状況をゆっくり受容出来るよう段階的な声かけを織り混ぜていくことも大切にしていってみるといいと思います。


投稿:女性 30代  介護支援専門員 島根県 特別養護老人ホーム 家族介護経験なし 投稿日: 2019/03/07 19:44:12

認知症ケアは、やはりその人を知ることから始まりますよね。自分の気持ちを上手く表現出来ないことが多いと思います。生活歴や性格、趣味や得意な事を知る事でその方の心地良い暮らしの支援につながるのでは無いでしょうか?何も知らないでは、安心して幸せな暮らしの支援などできないと思います。当たり前にウソだらけのお誘いはどうかと思いますが、これまでの経緯や生活歴などからの関わり方や声かけになってはいないのでしょうかね?
無理矢理にお風呂に連れて行かれることや食べたいと思える食事では無いものを無理に食べさせたりすることが、どれだけのご本人に与える負担やストレス、恐怖につながるのではないか?
その方が心地良く生活できるためのウソは、その方のアセスメントから必要なこともあると思います。その方が気持ちいいと感じながら穏やかに過ごせるよう模索はし続けていくことも必要かと思います。
同じキーワードでも表現方法に留意するだけで全くのウソではなくなることもないでしょうか。
結果論だけでなく、その言葉かけによるその方のお気持ちの変化や安心感になるように。


投稿:女性 40代  看護師・保健師 東京都 病院 家族介護経験あり(過去) 投稿日: 2019/03/04 22:51:51

その方の今感じている世界観に合わせた言葉かけであり、認知症ケアのひとつだと思います。嘘か嘘でないかで善悪を決めるものではないと考えます。逆に現実のことばかり伝え、その方が混乱したり、怒ったり、拒否するのであれば、その方にとってはそれが嘘だと感じ、苦痛につながるのではないでしょうか。


投稿:男性 40代  看護師・保健師 広島県 病院 家族介護経験あり(過去) 投稿日: 2019/02/25 3:31:56

認知症ケアの基本はアセスメントを行い、「その人」を知ることだと思います。
Aさんがなぜご飯を食べないのか、お風呂に入りたがらないのかを探り、その結果、たとえば施設を自宅だと思い、娘さんが作ったごはんでなければ食べないということであれば、「大好きな娘さんがつくったご飯ですから」という声がけは、うそというよりはAさんに寄り添った声がけで、よい対応だと思います(ただ、その後に続く、「残したら娘さんがかわいそう」や「結果として〜」という発言から、その可能性は薄そうですが……)。
その場限りのうそでは、本当にその場限りで、今後Aさんが「娘の作ったご飯でも食べない」となった時、対応に苦慮します。
しかしきちんとアセスメントができていてAさんがわかっていれば、別の対応ができるはずです。

現在認知症介護の現場では、多忙のあまり「なぜ○○さんはそういうことをするのか(しないのか)」といった視点が抜け落ち、「どうすれば解決できるか」のみに考えがいってしまっているスタッフ・施設が多いように思います。
今の気持ちを大切に、「なぜ」が考えられる福祉士をめざしてがんばってください。


投稿:男性 30代  作業療法士 福島県 老人保健施設 家族介護経験あり(現在) 投稿日: 2019/02/14 17:39:35

担当させていただいている認知症の方と真摯に向き合っているからこそ、感じたギャップだと思います。今回の投稿で挙げられたケアの方法はその場しのぎの対応かと思います。     
永遠と事実とは異なることを伝え安心させる方法では、この認知症の方が抱えている訴えに対しての根本的な解決にはなりません。            
ご飯を食べないこと、お風呂にはいらないこと、介護の立場からすると困ったことでも、ご本人様から考えると明確にしたくない理由、気持ちや心の動きがあります。             
その理由や気持ちや心の動きを探ることをしつつ、その場しのぎの対応で「嘘をついてすみません」という姿勢が、今の認知症ケアの基本ではないでしょうか?安易に嘘も方便というケアでは、ケアの発展は望めません。                            
2015年1月の新オレンジプラン、2016年11月の未来投資会議、2019年2月予算案での認知症になってからも安心して暮らし続けられる地域づくりでもある通り、認知症のケアは本人の尊厳を損なわず自立を促しQOLを向上させること、出来ないことを補う介護から自立支援にパラダイムシフトしていくこと等、痴呆と言われていた時代のケアから国を挙げて変わろうとしています。
私の地域でも今盛んに認知症サポーター養成講座が行われ、小中学生でも認知症の方への対応の心得「3つのない」、認知症の方への基本姿勢「7つのポイント」を知り、地域の認知症の方に対して、正しい関わり方が出来る時代に変わりつつあります。             
現場で日々、認知症ケアを提供している専門職や未来の介護学生さんが、本来のケアとは違うことをしている一方で地域住民の方々は正しいケアを実践できている、、、それだけは避けたいものです。
是非、学校で学ばれた知識を駆使して、認知症の方と関わらせていただくことで多くを学んでみてください。
参考までに・・・理由を探る方法の一つとして、当学会でも推奨している応用行動分析学に基づいた「行動読み解きツール」を用いると自身の行ったケアを振り返り、新しい関わり方を考え、よりよいケアに発展させること、そして誰でもできる統一したケアにもつながると思います。


投稿:男性 40代  看護師・保健師 北海道 病院 家族介護経験あり(過去) 投稿日: 2019/02/10 21:25:21

不必要な嘘ならいらないと思いますが、関わりの中でその人を不利益にさせないための嘘ならありだと思います。倫理的には本当のことを説明して理解してもらいたいのですが、中度から重度の認知症になるとなかなかそうもいきませんので。


投稿:女性 50代  介護福祉士 東京都 老人保健施設 家族介護経験あり(過去) 投稿日: 2019/02/10 15:55:02

私は嘘は苦手ですぐ顔に出てしまいます。ましてや介護の仕事でご高齢者にとっさに嘘は思いつかない不器用な性格から、あまり話を作ったことがありません。が、どうしてもトイレやお風呂のお誘いで動いてくださらない時は、一旦身を引きます。何故動いてくださらないのか理由を、他の職員にも考えてもらい職員間で悩みを出し合い、こうすれば良かった、出来たという体験を共有したり、新しい試みも結果と共に情報を共有します。結果、嘘でもその方がそういう声掛けで納得されて出来ることならいいと思います。嘘や作り話や方便を言わなくたっていいのです。大事なことは、その方との関係性です。これからその方を尊重して関りを持ち続けてください。


投稿:女性 40代  看護師・保健師 神奈川県 病院 家族介護経験なし 投稿日: 2019/02/05 23:30:45

嘘が良いことだとは、思いませんが、、
認知症の方は、見当識が低下していてどこにいるのかも分かっていないこともあります。
ご本人の感じている事をただ修正することも良いこととは思いません。
ご本人が、混乱したり嫌な体験に繋がらないのであれば嘘もやむを得ないのではないでしょうか?


ただ、娘さんが作ったと説明した方が、食事がとれるなら別ですが、「娘さんが作ったではなく、娘さんに頼まれて準備してます、心配するから食べましょう」とか、嘘になりすぎない方が良いとは思います。


投稿:女性 30代  看護師・保健師 愛知県 病院 家族介護経験なし 投稿日: 2019/02/04 20:11:59

嘘がいいとは思いません。ただ嘘をやめることで、その人にどんな影響がありますか。
娘さんのご飯だと思って食べている時間、幸せを感じている。
もしそれが、娘さんのご飯じゃない事、娘さんのご飯を食べる事が出来ないと悲しくなるのであれば、
あえて本当の事を知らなくてもいいような気がします。
お風呂は天然露天風呂だと良かったんですけどねーと嘘をつく必要はないかなと思いますが、
天然温泉がとてもお好きな方で、それ以外は入りたくないと思っておられるならありだと思います。
いくら認知症があっても一人の人です。その人にとって色々考えた結果、嘘がケアにつながるのであれば
私は嘘をつくこともありかなぁとは思っています。



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