認知症ケア事例ジャーナル Netカンファレンス
 
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今月のテーマ

あなたが,介護現場において使用されているが,漠然としていると思う言葉を教えてください.
それはどういった言葉ですか?
また,その言葉はどのような場面で使用されていますか.

例:家庭らしさ,よりそう,など

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投稿:男性 60歳以上  介護福祉士 神奈川県 特別養護老人ホーム 家族介護経験あり(現在) 投稿日: 2017/10/02 17:56:01

その人らしさ


投稿:男性 30代  作業療法士 北海道 デイサービス・デイケア 家族介護経験なし 投稿日: 2017/09/05 6:31:41

「その人らしさ」という言葉を取り上げてみたいと思う。
介護現場で頻繁に使われるこの言葉は、多くの場合、支援者個人が発言している場面をよく見かける。特に、BPSDが強く出ている場合などに支援目標で挙げられる印象がある。認知症の重症度が進行するほど、認知症の人が自分自身のことを語りだす場面は当然少なくなる。きっと、支援者側は認知症の人の意思や考えを(私は)推測しながら支援を行っていることを他者に伝えたくてこの言葉を使うのではないだろうか?
 しかし、この「その人らしさ」はチームでどの程度共有されているのだろうか?仮に、チームで共通認識が行われているとすれば、各支援者がそれぞれの言葉で「その人らしさ」を表現するのではないかと思う。
 「その人らしさ」を語るのであれば、まずは、過去の個人史を知る必要があると考える。仮に、認知症の人が自ら情報発信できない場合は、家族などその人の身近にいる(いた)人から情報収集することから始めてもよいと思う。当然、他者から聞いた情報は認知症の人個人の「その人らしさの一部分」でしかない。支援者各自が「その人らしさをどのように表現できるか」が重要なのではないかと思う。



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