認知症ケア事例ジャーナル Netカンファレンス
 
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今月のテーマ

(Aさん88歳女性 現在介護施設入居中)

Aさんは大腿骨頸部骨折後,車いす生活となりました.
Aさんは高度認知症のため,歩けないにもかかわらず,車いすから立ち上がり歩こうとします.数歩歩いては転倒するため,なるべくAさんから目を離さないようにしていましたが,先日,転倒し頭を強打してしまいました.
家族から「また骨折したら困るため,立ちあがれないよう縛ってほしい」と求められ,施設側からも「車いすから立ちあがれないような工夫を」と求められました.
このようなとき,皆さんはどのような対応を行いますか.

縛ったという方もいらっしゃるかもしれませんし,さまざまな対応をされた方もいらっしゃるかと思います.さまざまなご意見をお聞かせください.

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投稿:女性 50代  介護支援専門員 沖縄県 その他 家族介護経験あり(過去) 投稿日: 2017/08/01 0:51:22

安全面から、やむを得ず拘束する場合、あらかじめ、ご家族への説明も必要だと考えます。
リスクマネジメントの観点からも、チーム全体の方針をしっかりと立てておくとよいと思います。


投稿:女性 50代  介護支援専門員 沖縄県 その他 家族介護経験あり(現在) 投稿日: 2017/08/01 0:43:59

追加です。


投稿:女性 50代  介護支援専門員 沖縄県 その他 家族介護経験あり(現在) 投稿日: 2017/08/01 0:38:25

基本的には拘束は避けたいですよね。ご家族の心配もわかりますが、担当者個人で判断するには重いです。
ご本人の状況をよく知る介護士の情報をもとにカンファレンスを設定しては如何でしょうか。
主治医や理学療法士、作業療法士など医療的な視点で歩行アセスメントを行い、助言いただきたいところです。
ご家族にも参加してもらい、チーム全体で話しあうのが良いと思います。安全面から一時的に拘束する場合、その際ご本人の心理的負担やリスクについても十分に説明しておくと、危機管理面からも


投稿:男性 60歳以上  介護支援専門員 大阪府 その他 家族介護経験あり(過去) 投稿日: 2017/07/10 18:20:53

私の父親の介護経験から申し上げます。Aさんと良く似ておりまして、88歳で硬膜下血腫により歩けなくなり、認知症も進み車いす生活になりました。病院では拘束に対する同意書にもサインをしました。しかし落ち着かない父でしたので、リハビリで頑張ってもらって体力を使い、車いすでは拘束ベルトをして、車いすのフットペダルを上げて、自分で移動できることを覚えて頂き、室内やフロアは看護師の見える範囲で移動自由にしました。看護師の後ろを、よく着いて回るのを見ました。その後 老健、特養に入所しましたが、施設ではできる限り拘束はしないようにお願いし、車いすに元々ついている腰ベルトを装着するぐらいにして、介護職員の見える範囲で移動するように、クセをつけるようにしました。まったく歩行しないようにするのは大変だったので、リハビリ時は介助者がいるので大丈夫であることを感覚として覚えて頂き、自分での移動は車いすと言う風にしていきました。慣れてきたときは、腰ベルトをしなくても安全が確保できました。皆さんに当てはまることでは無いですが、施設スタッフの協力も有り、メリハリのある生活をお願いしてよかったように思います。


投稿:男性 40代  看護師・保健師 北海道 病院 家族介護経験あり(過去) 投稿日: 2017/07/08 3:59:35

私の勤めている病院でも、基本家族の要望を尊重します。逆の例で「ケガをしてもいいので、縛らないでください」という要望もあります。この様な場合は、きちんと記録に残して出来る限り拘束をしないようにしています。本例では、家族の要望と生命に関するリスクを考えると、拘束も仕方ないかなと思います。私が行っている対応方法は、看護助手さんの手が空いている時は、見守ってもらい拘束をしない。私が看護記録をする時は、ノートパソコンを患者さんのそばに持って行き、見守りながら記録をして出来るだけ拘束をしない様には心がけています(確実に目が届くときのみ非拘束とします。少しでも目が届かない場合は、申し訳ないですが拘束をさせてもらいます)。


投稿:女性 40代  看護師・保健師 愛知県 病院 家族介護経験なし 投稿日: 2017/07/04 16:39:09

現在私の勤めている病院では、家族からの要望で身体拘束を行なっている。家族が医師と相談し、再転倒予防のため、身体拘束の指示が出ている。看護師は、医師の指示に従わなければならないのだ。
担当医師曰く、再度転倒し、大怪我を負った場合に家族か訴えられるであろう。家族が拘束を要望していたにも関わらず、それをしなかったら病院が負ける可能性が高い。との事。
私個人としては身体拘束はしたくない。しかし、転倒して大怪我をする可能性は十分にある。そのため、家族に対してその患者(利用者)の人としての尊厳を守らなければいけない事、歩行する事・または拘束する事によるメリットデメリットを説明し、理解を求めるべきである。
それとともに、法律的に人としての尊厳を守るべきである事を明確に表示して欲しい。



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