認知症ケア事例ジャーナル Netカンファレンス
 
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今月のテーマ

私は介護老人保健施設で働く看護師です.介護老人保健施設は本来自宅へ帰るための療養施設であるわけですが,当施設でもほかの施設同様ほとんどの人が認知症を合併しています.しかし,整形外科の医師である施設長は認知症について拒否的で,多少ともBPSDが目立つ入所者には退所を勧めます.その一方で,経営の問題などはあるかと思いますが,本来服用していたドネペジル塩酸塩などの抗認知症薬も「たいした効果はない」と中止してしまいます.このような環境のなかでは,私だけでなくスタッフも仕事に対する意欲・熱意が維持できません.仕事と割り切ることも必要だと理解できますが,施設長と接することにストレスを感じ始めています.どのようにすごしていけばよいのでしょうか.みなさんのご意見をお聞かせください.

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投稿:男性 40代  その他 東京都 その他 家族介護経験あり(現在) 投稿日: 2015/07/09 21:07:18

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編集委員会より
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みなさまお忙しいところ貴重なご意見をいただきありがとうございました.このコメントは相談者に代わって書いております.
社会的需要の高まりはもとより介護保険の開始,抗認知症薬の出現以降,認知症業界にはこれまで無関心であったさまざまな人々が出入りするようになりました.今回の相談ケースより以前に相談者がかかわった別の施設では,施設長が医療や介護とはまったく関係のない事業家(以前経営していた会社が倒産)であったとのことでした.今回の施設長は医師でもあり,よりよい仕事環境を想像していたそうです.しかし,働き出したところ相談したような状況で落胆していました.そうしたなか,今回このような形でみなさまの意見を聞くことができ,たいへん参考になったそうです.相談者自身も以前は認知症を専門としていたわけではなく,自分なりに認知症ケアを勉強しました.コメントをいただいた方々も含めて多くの方々が同じような状況を経験しているのではないようでしょうか.相談者もいまは,この状況を嘆いたり回避したりするのではなく,状況を変えるべく自らが率先して「認知症ケア」向上のため努力していきたい,と考えているそうです.


投稿:女性 40代  看護師・保健師 千葉県 病院 家族介護経験なし 投稿日: 2015/04/23 21:22:48

施設長の方針が施設の方針であるならば、勤務しておられる施設は認知症に対して理解の少ない施設なのだと思います。投稿者さんがその方針でストレスを感じ仕事と割り切れないというのであれば、少しでも納得できる職場へ行かれてもいいのではないかと思います。
私自身も現在勤務している病院で、認知機能の低下した患者さんに対してのケアの方法についての看護研究の計画書を作成し発表もしてみましたが、業務優先の考えの強い職場ではなかなか難しいことがわかりました。それでも看護研究の題材にし計画書で発表をしたところまでで共感をしてくれた人もいたので私自身は納得し、これからも諦めず認知機能の低下した患者さんが少しでも笑顔になるようにアイディアを出していきたいと思っています。それは今勤務している施設だけと考えず、これから自分がどのようにしてこれらの方と関わっていきたいかを常に考えながら、またそれが実行できる場所も一緒に模索していこうと考えながら日々過ごしていっています。
投稿者さんの思いは否定されるべきものではないということを、自信を持って毎日過ごしてください。
応援しています。


投稿:女性 40代  介護支援専門員 北海道 老人保健施設 家族介護経験なし 投稿日: 2015/04/18 16:16:49

私が以前勤務していた有料老人ホームでは、認知症治療薬に対するまともな知識を持っている職員が不在で、施設長が率先して身体拘束を行っていました。私が入社してすぐに緊急カンファレンスを行い、内服薬の見直し(本来ケアマネが考える事ではないのですが…)拘束の見直しについて毎月検討しましたが、結局急変して病院に搬送される日まで抑制を外される事はありませんでした。ちなみに笑い話ですが、その施設長認知症の診断名ついている方に「あの人認知症じゃないと思ってた。普通に会話できれば年寄なんていいと思うんだよね」と大声で話していました。だから死亡事故の届け出も市に提出せず隠蔽したんでしょうかね〜どんな職場でも上司の知識と統率力が重要だと痛感しました。


投稿:女性 50代  介護支援専門員 大阪府 その他 家族介護経験あり(過去) 投稿日: 2015/04/14 17:38:29

本当にやりがいのない職場で働くことは、辛いですね。お察し致します。
現在の老健に認知症を合併している方が多いとか。よく聞く話ですが、私なりに分析しまして、この整形外科DR は、”スッキリ、ハッキリと経過が分かることを良し”と考える傾向にある方だと思います。従って、認知症と言ってもそうなりうる過程は、人それぞれに違う訳ですが、この整形外科DRは、”投薬したら改善できる”と思うほうが強く、その他の対処法をあまり考えないDRだと思います。だから、「たいした効果はない」と言う言葉が出るのだと思います。そしてBPSDが目立つ入居者には、退所を勧めるとか。人をモノ扱いしています。認知症にも感情があります。BPSDが現れてしまう原因がその老健にあるということです。それを気づいていないからです。従って、退所させてしまえばスッキリする。しかしその為収益が減り、施設長としての立場に経営者から圧力がかかり、更なるやる気の無さや今後の経営方針の不安に繋がっているのだと思うます。もし、あなたや同僚が施設長DRに改善できそうな提案が言え、受け入れそうな人格だったら、皆が施設長DRを支えて行けることを伝えるアクションをしてみては如何かと思います。施設長DRは、本当は誰かに助けを求めているのかもしれません!


投稿:男性 30代  理学療法士 大阪府 病院 家族介護経験なし 投稿日: 2015/04/11 21:48:02

私の病院でも認知症患者に対するケアがほとんど出来ていない状態です。トップも特に方針はないようです。そういった人にはプレゼンをする為にある程度のデータと論理武装が必要ではないかと思います。認知症に関する知識や社会情勢、利用者の満足度など、認知症ケアを打ち出す場合の利点欠点を挙げて、後は自分で責任を負い実行に移せればいいのではないかと思います。まずは自分の手の届く範囲から認知症についての知識や技術を周知していきたいと思っています。そして他部署にも技術講習を行い徐々に良い対応を浸透させていければと思っています。認知症を有する患者さんに正しく対応して、相手から笑顔を引き出すことが出来ればケアする側もやり甲斐を感じることが出来てくるのではという思いです。患者さんや家族へのアンケートやQOLの評価などに良い変化があればケアする側だけでなく施設長にも必要性をアピールする事が出来るのではないかと思います。今、私ははその勉強とデータ集めに邁進している所です。


投稿:女性 40代  介護支援専門員 神奈川県 その他 家族介護経験あり(過去) 投稿日: 2015/04/10 11:51:48

介護老人保健施設のスタッフの方も毎日大変な思いをされていらっしゃるのですね。
施設長の医師の方はご自身の方向性を明確に示している感じですね。
「認知症について拒否的」と言う表現では想像するしかないのですが、BPSDが目立つことがいけないのであれば、目立たなくする方法を考え、実践する事が早いのでは?
看護師等の対応などへの口出しがない場面ですが・・・
ご自分たちでBPSDの出現した利用者に対して統一した関わりを行い、評価してみたらいかがですか?
その際は誰かがリーダー的な役割を果たさなければなりませんが、あなたなら出来るでしょう。
まずは1人の方を対象に始め、記録を取り、継続していかれることを期待します。
今の気づきが大切です。将来、何もしなくて後悔するよりも、ぜひ挑戦してください。
仲間が出来なかったら自分1人でもしましょうよ。自分のためでもあります。
今後のあなたの活躍を応援しております。


投稿:女性 60歳以上  看護師・保健師 愛知県 グループホーム 家族介護経験あり(過去) 投稿日: 2015/04/09 22:56:31


まず問題なことは、施設のトップである施設長の方針と合わないわけですね。何度も読まさせていただきましたが、難しい問題です。専門外の病気のことは興味ないのか、特に整形外科の分野の医師は、認知症に対してあまり重きをおいていないのが多いと日ごろから感じています。そんな医師ばかりではありませんが、この例の場合トップが経営に対してどのような理念を持って望んでいるかが、組織で働くことにおいて大きな影響力を持つのも致し方ありません。その施設長は任期があっていつか辞められるのでしょうか?その可能性が少ないなら、もっとやりがいのある職場を探すほうが、メンタル的なストレスを少なくする解決策にも思えます。それとも、そんな環境の中で認知症の方にとってあなたの存在が、どうしたら信頼され安らぎの人になれるようになるかテーマをもって頑張ってみるのも、おもしろいかもしれません。やりがいは自分で見つけ出すもの。職場環境はみんなで作り出すもの。利用者さんはそんな人を待っていると思いますが。



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