認知症ケア事例ジャーナル Netカンファレンス
 
 こちらは認知症に関するテーマを基に,地域・年代・職種に関係なくおのおのの意見を述べていただく場です. 1つのテーマを基にさまざまな視点,立場からの意見および取り組みを知ることを目的としています. 日本認知症ケア学会会員,認知症ケア専門士にかかわらずお気軽にご意見をお寄せください.

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今月のテーマ

私は,老人保健施設で働く介護職です.利用者が少しずつでも施設で訓練し,自宅に帰れるようになることを目指して日々がんばっています.しかし,リハビリテーションスタッフはリハビリテーション室から出て利用者の日常生活をみることなく訓練をしていることがあります.連携が大切といわれていますが,実際にリハビリテーションスタッフとどのように連携をとってよいのか分かりません.
みなさんのご意見,アイデアをお聞かせください.

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投稿:女性 40代  その他 東京都 その他 家族介護経験あり(現在) 投稿日: 2015/01/15 12:37:53

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編集委員会より
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たくさんのご意見をありがとうございます.
少しでも自宅復帰できるよう,施設利用者に日々接している相談者の姿が目に浮かびます.きっと,施設内で歯がゆい場面もあるかと思います.
では,相談者のいうリハビリテーションスタッフとの連携とは,どのようになることを望んでいるのでしょうか.そのことを,ほかの介護職や他職種のスタッフに伝えているのでしょうか.コメントにもありましたが,他職種のスタッフも介護職とどのように連携をとったらよいのか悩んでいるのではないでしょうか.
介護職は,利用者の生活場面の情報をいちばん知りうる職種です.自分からリハビリテーションスタッフに利用者の日常を話してみませんか.移動動作や食事動作,施設での楽しみ,どのようなときに笑顔になるのかを話すことがまずは必要かもしれません.時々,リハビリテーションスタッフに話しかけることを遠慮してしまう介護職もいます.連携とは,そのような関係では成り立ちません.
利用者を思う気持ちは,リハビリテーションスタッフも同じです.その気持ちを言葉に代えて,あきらめることなくリハビリテーションスタッフに伝えてみましょう.


投稿:女性 50代  介護支援専門員 新潟県 その他 家族介護経験なし 投稿日: 2014/12/29 9:20:39

リハビリの計画とゴールについて全スタッフが共通認識の元に進めるということを目的に動いてみてはいかがでしょうか。リハビリ専門職の方の立てているリハビリ計画の目標、ゴールを皆が知っていて日常の中でどうしていくかということになりますが、それから始めるとリハビリ計画もまた変化していくのではないでしょうか。


投稿:男性 60歳以上  介護支援専門員 大阪府 その他 家族介護経験あり(過去) 投稿日: 2014/12/24 17:21:18

老人保健施設の目的はなんでしょうか?この目的を施設全体でどのように考えているかで変わってくると思います。支援相談員さんに在宅復帰率を確認してみてはいかがでしょうか。職員全体が利用者の自立支援を考えておられるなら連携の大切さを問われないと思います。今、一度施設で検討する価値があると思います。


投稿:男性 40代  理学療法士 岡山県 病院 家族介護経験あり(過去) 投稿日: 2014/12/23 6:47:38

テーマを提起していただいた介護職の方をはじめ全国で同じような悩みをお持ちの方は沢山おられると思われます。また日頃の業務の中で抱えておられる悩みも多いと感じます。お疲れです。さて本題にに入りますが、私も以前の投稿者の方々と意見は同じくですが最近色々な研修会に参加して感じた事を投稿させて頂きます。リハビリテーションはチームアプローチ、他職種連携、利用者様主体などのキーワードを耳にする中でリハビリ職種側の業務内容やどのような職種特性、専門性が発揮出来るのかを職場や地域の人たちにもまだまだ認識されていないように感じます。是非リハビリ職種側も介護職をはじめとする他職種の専門性の理解と我々の専門性の働きかけを実践して利用者様のへのより良いケアに結びついていけたら素晴らしい事が起こると思います。


投稿:女性 30代  作業療法士 石川県 特別養護老人ホーム 家族介護経験なし 投稿日: 2014/12/21 11:08:30

他の投稿者の皆様と同じですが、担当利用者様に対して、どのような状態(機能の向上、ADLの介助量軽減、余暇活動など)になって欲しいか、それを実現するためにはどうしたら良いのかを相談してみるのも良いかなと思います。利用者様の臥位や車椅子座位のポジショニングを相談してみるのも一つの手だと思います。
 私が現職場に入職した時はリハビリは訓練室でという雰囲気だったのですが、私はそれが嫌で療養棟で仕事する時間をなるべく多く取っていました。そのうち他の療法士も療養棟にいる時間が増えたり、介護職員さんから様々な情報やこんなことに困っているなどと教えてもらうことが多くなっていきました。リハビリの時の様子しか分からない私にとって、早朝や夜間など一日を通じて利用者様と接している介護職員さんからの情報は大変貴重です。
 利用者様にとって有意義な入居生活となるよう関わりたいと常日頃思っています。


投稿:男性 50代  作業療法士 三重県 その他 家族介護経験なし 投稿日: 2014/12/17 22:58:26

まずは、リハビリスタッフとお話をしていく中で、リハビリについて聞いてみたいことを質問されてはいかがでしょうか。リハビリスタッフとしては自分たちがやっているリハビリについて、知っていただくことは嬉しいことだと思います。次に一緒に体操企画する、リクリエーションを企画するなど一緒に作業をするとお互いの理解が深まるように思います。できれば利用者様について一緒に考える定期的なカンファレンスを行ない、共通の目標に沿ったアプローチができれば理想的だと思います。


投稿:女性 40代  介護福祉士 兵庫県 その他 家族介護経験あり(現在) 投稿日: 2014/12/12 8:16:23

ある施設で、リハビリ以外で、週2回〜3回PTのリハビリ計画書指導のもと、看護師とヘルパーとの二人でご入居者数人と始めリハビリの準備体操を始め、各々のリハビリをされているという光景がありました。
この光景をみて、ご入居者は楽しくリハビリをされているのを見て、それらを含めて、定期的にPTと看護師との意見交換を行っているとのことでした。私が所属している施設では到底無理とのことで出来ていませんが、私はここでの光景を見たとき、リハビリと生活リハとの融合かなと思いました。
参考になるかわかりませんが、一度席を設けて話をするべきだと思います。


投稿:女性 40代  その他 神奈川県 その他 家族介護経験あり(現在) 投稿日: 2014/12/05 13:54:58

実際に、1人の利用者について、その方にとって良いリハビリになることだけを考えて行動をすればいかがでしょうか?
例えば、日常生活に支障があることを改善したい、と目的をはっきりしますよね。その為に必要なリハビリを考えて実施します。1週間後、2週間後どうなったか、確認しますか?評価をしていますか?
お互いに情報を伝えて、同じ方向に向かって仕事をしていれば、自然と協力しませんか?
まず、自分から情報を伝えたり、もらいに行ったりして、その方がよりよい生活を送れるように行動してください。
相手を責めるのはそれからです。


投稿:男性 30代  理学療法士 宮城県 老人保健施設 家族介護経験なし 投稿日: 2014/12/03 22:43:32

まずは一歩踏み出してリハビリスタッフと話をしてみることが大切かなぁと思います。
リハビリスタッフはとっつきにくい職種かもしれませんが、意外と話ができますよ。
もしかしたらリハビリスタッフもどのように他職種と関わるかを悩んでいるかもしれません。
なんだか介護職は生活の場、リハビリは訓練室などフィールドが違うだけで対象者の利用者は1人ですしね。
お互いの視点もあるので、いつも介護士さんには勉強させていただいています。
お互いがお互いで知らないことがたくさんあります。(私は老健勤務になって感じました。)
私は訓練室でできる力があっても実際の生活で何も変わらなければ利用者の力が上手く引き出せていないかなぁ=他職種連携がうまく出来ていないと思います。
リハビリスタッフとして難しく感じていることは介護士間で連絡・連携が途切れてしまうことが難しいです。
1人1人が介護士間でのスキル・伝達が違うことは仕方がないですが、同職種はもちろんリハスタッフなどの他職種と蜜に連携をとることで利用者に最良のケアが提供できると考えます。
その理由として利用者は日々心身・コンディションは違うと思います。認知症を伴うと更に心身・コンディションの変動が大きいと感じます。いつも同じケアが通じるとは思っていません。
できる日にはできる能力を引き出し、できない日はできる限りの能力を引き出すことをできるのはチームだと思います。そのためにも利用者にとっての1日はとてもかけがえのない時間だと感じています。
スタッフ間の話ができない1日を少しでも利用者に費やしたいものですね。


投稿:男性 50代  理学療法士 鹿児島県 デイサービス・デイケア 家族介護経験あり(現在) 投稿日: 2014/12/03 12:36:46

私は、通所リハビリで管理者と理学療法との兼務で働いてます。今だにそのようなリハビリ関連スタッフがいると思えば悲しくなります。もちろんリハビリとの連携は、専門職の立場から日常生活活動に着いて情報を得たり助言したりすることで、利用者様の活動性や安全性を高めるために重要な事だと思います。
リハビリ室の活動だけで、そのような連携ができるはずもなく、その利用者様の生活の場に入って行ってこそ、目的が達成されると思います。
私達の事業所は、通所リハビリですが、毎月算定できる訪問指導なども活用して、その方の生活の場に近づくように気をつけています。もちろん老健のスタッフや病院のスタッフも同じような考えで、利用者様、その家族、担当のケアマネさんとしっかり連携とるように意識して業務にあたっています。


投稿:女性 40代  介護福祉士 福島県 デイサービス・デイケア 家族介護経験あり(現在) 投稿日: 2014/12/03 12:30:30

認知症専門デイに勤務しています。スタッフを統括する立場にいます。
私の施設には、作業療法士が1名常勤しています。その方の勤務内容は、介護スタッフと全く同じです。シフトの中で仕事をしているため、リハビリテーションを専門的に行う時間はない状態です。つまり相談者さんとは、真逆になります。彼女は、脳卒中急性期病棟から転属してきました。自身の希望ではなかったそうですが、今の仕事は楽しいと言っています。今後の方向性としては、利用者さんのアセスメントを介護スタッフと一緒に実施し、どのような支援が必要かを専門的に示してもらって、生活の中でスタッフ全員でリハビリを提供していきたいと考えています。介護スタッフとリハビリスタッフが助けたり、助けられたりする関係を築いていきたいと思っています。

答えになっていないかもしれません。何かの一助になれれば幸いです。お仕事、お疲れ様です。



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