認知症ケア事例ジャーナル Netカンファレンス
 
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今月のテーマ

Aさん(62歳,男性)のかかりつけ医から相談を受けました.
Aさんは2年前に脳梗塞を発症し,右片麻痺となりました.脳梗塞発症時は大学の研究者でしたが,現在は妻と娘夫婦といっしょに暮らしており,リハビリに通う日々を送っています.かかりつけ医によると,はっきりとした記憶障害はなく,HDS-Rは25/30点(計算と日付で失点)で,構語障害は多少あっても日常会話には問題ないそうです.
Aさんは,半年ほど前から詐欺の電子メールに返信してしまうことがあり,1度,自分の金融機関の口座番号を知らせてしまいました.家族はそのことに気づいてからAさんの電子メールをときどきチェックしていますが,すべてを把握することはできません.
Aさんに注意すると「そうですね,危ないですね」と言うものの,また繰り返してしまいます.家族が注意すると易怒的な態度をとるようです.家族もかかりつけ医も,Aさんからパソコンを取り上げて電子メールをさせないようにするのは,楽しみを奪うようでかわいそうだからとなかなかできず,どうしたらよいか困っています.
なにかよい対応策はあるでしょうか.みなさんのご意見をお聞かせください.

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投稿:男性 40代  その他 東京都 その他 家族介護経験あり(現在) 投稿日: 2013/04/22 21:50:15

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編集委員会より
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みなさんお忙しいなか,貴重なご意見をありがとうございました.
3月のテーマについては,「これが解決策」というものを挙げるのはむずかしく,本人の環境や介護体制に合わせて個別に対応するしかないと思います.しかし「パソコンを使いたいという気持ちを尊重することや,パソコンがまだ使えるという技能を保持させたい」ということは,アドバイスをくださったみなさんに共通していたのではないでしょうか.
相談者は,本人の気持ちを尊重し,本人がパソコンを使っても詐欺に遭わないようにするにはどうしたらよいか,家族でよく話し合ったそうです.その結果,家族には非常に負担となりますが,本人がパソコンを使う際にだれかが傍で見守るという方法で,当座は対応していくことになりました.
ソーシャルネットワークが拡大している今日,以前にはなかったこのような事例が増えていくのではないでしょうか.


投稿:男性 30代  看護師・保健師 北海道 病院 家族介護経験なし 投稿日: 2013/03/23 2:57:55

二つの方向からの対応が必要なのだと自分は考えます。
現実的に詐欺のメールに返信してしまうわけですから、そのリスクを最小限度に抑えれるようパソコンでできる対応が必要。そして、先にコメントした方にもあったように、「メールができる能力がある」という強みがあるわけですから、そこに対して働きかけるケア。この2つの方向性から、本人を守り、本人を活かしていくことはできないかをチームで考えてみてはどうでしょうか?

例えば、本人のアドレスを知っているのであれば、メールをやりとりしたり、メールの反応を踏まえ、そこから本人のどういう部分が正常で、どういう部分が正常でないのか、本人の見えている世界を知ることができるかもしれません。当然ですが、こちら側としてはメールが目的ならないように、あくまでも手段であり、補助であるという認識で対応していくことは、言うまでもないですが・・。

メールや携帯電話、通信機器などはケアを行ったり、生活を支えていく上で、今後も問題点になることはあるかもしれないですね。

目先のことに集中しすぎたり、その場しのぎにならないようにケアの方向性を、日々チームで確認、共有、修正していくことが大事なのではないかと思います。




投稿:女性 50代  介護支援専門員 新潟県 その他 家族介護経験なし 投稿日: 2013/03/10 19:54:33


2年前脳梗塞を発症したAさんですが、後遺症として高次脳機能障害の何があるか考えますと記憶障害はありませんが計算ができないこと、または数字がわからない可能性があると思います。

銀行口座を変更したら新しい口座の番号やカードの番号を新たに覚えられない可能性が高いと思います。メールを止めて頂く前にやれることを考えてみました。

多額の金額が入金になる口座でしたら可能でしたらその口座はそのままにしてご本人と共に別の口座を作り入金先を変更したほうがよいと思います。そして借り入れ金額も低いものに設定し直す、またはその銀行に引き落としは確認してからでないとできないようにお願いできないでしょうか。できないようでしたら今利用している口座を他のところへ変更することになるでしょう。

先に書いた方もおられましたがプロバイダによっても迷惑メールの設定が違いブロックのしかたも違いますので今利用しているところでなんとかブロックできるものがあったらしたほうがよいと思います。メール設定で受け取る、受け取らないを変更することもできると思います。

また文字を読むことが得意でしょうからメールによる詐欺の記事をいくつか読んで頂いて、繰り返しPCの近くに置いて見て頂くようにする、口頭での説明より理解して頂けるのではないでしょうか。



投稿:男性 30代  社会福祉士 大分県 特別養護老人ホーム 家族介護経験なし 投稿日: 2013/03/07 20:48:50

今一度、Aさんについてのアセスメントを取り直し、関係職員全員が共通の情報を共有する事が大切だと思います。Aさんにとって、電子メールは楽しみのひとつですし。共有したら、双方にとって最善の対応策を実践すれば、良いのではないかと感じました。


投稿:男性 30代  介護福祉士 沖縄県 その他 家族介護経験なし 投稿日: 2013/03/07 16:45:23

Aさんは大学の研究者として活躍され、PC関連や色んな情報等に日常的に接していた思います。脳梗塞発症後は右片麻痺となり、以前のような研究の仕事や日常生活が難しくなり、障害の受容からとまどいや精神的苦痛が大きいと考えられます。テーマの内容からして、Aさんに認知症状があるのか?またPC操作時は理解して返信をしているのか?行動観察から確認をしなければならいないと思います。
 また、Aさんに注意した際には易怒的な態度をとるとありますが、家族の注意がプライドを傷つけたり、子ども扱いのように接してしまったからではないでしょうか?大学の研究者としての社会的な地位から家族は急に態度を変えたりしないよう配慮が必要と考えます。
 そこで、AさんのPCでの電子メール等をその人の強み(ストレングスの視点)と考え、プラスの視点で生活の自立を促すのはどうでしょう?特定の親友や知人、リハビリ施設等に協力してもらい、生活リズムを崩さないようある程度の時間を決めて、定期的または随時電子メールのやりとりを行うことで、社会との関わりを継続させ、PC操作による代替コミュニケーションや上肢のリハビリまたは機能維持になるでしょう。後遺症があっても、地域の中で家族と暮らし、その人らしい生活ができるよう専門職や関係機関が連携・協力し、介護の重症化予防を視野に入れ、中長期的にQOLの高さUPを考えていきたいですね。


投稿:男性 20代  介護福祉士 大分県 老人保健施設 家族介護経験なし 投稿日: 2013/03/06 5:02:09

日常生活でパソコンを使う機会をもっと増やすべき。
迷惑メールはブロックしても完全になくなることはないので根本的な解決にならない。
ましてやパソコンの使用を制限するような対応をしてしまうと、Aさんの自立支援を害してしまう。
迷惑メールから意識を逸らす援助方法を考えていく必要があり、なぜ迷惑メールに執着してしまうのか、Aさんの気持ちをくみ取って考えなければならないのでは。娘夫婦に子どもがいると仮定して、孫に協力してもらう方法もある。また通所リハでの人間関係はどうなのか、疎外感を感じていないか、親しい仲間や話し相手はいるかなどアセスメントする必要があるのでは。


投稿:女性 50代  介護福祉士 岐阜県 老人保健施設 家族介護経験なし 投稿日: 2013/03/05 21:32:09

登録した人からのメールしか受け付けないように、設定を変える。しかし迷惑メールフォルダには入ってしまう。
本人に銀行口座やクレジットカードは管理させずに、家族に管理してもらう。


投稿:女性 30代  社会福祉士 岡山県 その他 家族介護経験あり(過去) 投稿日: 2013/03/05 12:26:55

Aさんのメールができるプロバイダーに依頼し、信用できないメールは迷惑メールとしてブロックしてもらい、Aさんの目に触れないようにするという方法はいかがでしょうか?



以上は,新着順1番目から 8番目までの記事です.

 


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