認知症ケア事例ジャーナル Netカンファレンス
 
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今月のテーマ

私は介護施設のケアマネジャーです.
あるスタッフより,「(認知症の)Aさんの夜間の排泄介護がスタッフによって異なるため,新人スタッフが戸惑っているので統一してほしい」との相談を受けました.その後,施設内のスタッフミーティングで,Aさんの夜間の排泄介護を統一するために議論し,大きく2つの意見が出されました.1つは「夜間のAさんは,排泄介護の際に声かけしても起きることは少ないが,おおむね3時間程度で排尿していることが多いので,定期的におむつ交換をする」というもので,もう1つは「Aさんは声かけしても起きることが少なく意思確認をするのがむずかしいので,排泄介護で睡眠を妨げ浅眠になるよりは,いまよりも吸収量の多いおむつを使用することで交換する間隔をできるだけ長くし,睡眠を優先させる」というものです.
どちらの意見も理解できるのですが,みなさんはどのようにお考えでしょうか.

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投稿:男性 30代  その他 東京都 その他 家族介護経験あり(現在) 投稿日: 2011/09/01 12:44:57

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編集委員会より
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貴重なご意見をありがとうございました.
 今回のテーマでは,スタッフごとに異なっていたAさんへの夜間の排泄介護方法を統一するためにスタッフで議論した結果,2つの方法が挙げられました.1つは「夜間のAさんは,排泄介護のために声かけしても起きることは少ないが,おおむね3時間程度で排尿していることが多いので,定期的におむつ交換をする」であり,もう1つは「Aさんは声かけしても起きることが少なく意思確認をするのがむずかしいので,排泄介護で睡眠を妨げ浅眠になるよりは,いまよりも吸収量の多いおむつを使用することで交換する間隔をできるだけ長くし,睡眠を優先させる」です.
みなさんからいただいたご意見のとおり,それぞれの方法にはメリットとデメリットがあります.ここで考えなければならないのは,どちらの方法がAさんにとってよりメリットがあるのか(デメリットを最小限にできるのか),また,よりメリットのある方法がほかにあるかということです.このような視点で2つの方法を検討すると,「Aさんが排泄ケアを拒む」「排泄ケアを行うことで再入眠がむずかしくなる」などの場合を除き,Aさんの排尿間隔などを勘案し導かれた間隔(時間)でおむつ交換するほうが適切であるといえます.ただし,前述の2つの方法にしても,さらなるメリットが望める別の方法をとるにしても,Aさんの意思確認をすることはむずかしく,ケアへの同意が得られていないことに留意しなければなりません.
われわれ介護に携わる者は,本人の状態をみてケアを考え,実践するまでの間に多くの判断,選択,決定などをしています.瞬時にそれらを行うこともあれば,他のスタッフと話し合うなど時間をかけて行うこともあります.ケアを実践するまでに行う判断や選択,決定など一連の過程において,「本人の意見や考えなどが反映され,同意を得られているか」「本人にとって有益であるか」「現在,もしくは将来に危害を及ぼす可能性はないか」「事実に基づいた妥当なものであるか」など,本人の自立性を尊重した科学的に正しい判断であるか,倫理的に妥当であるかの検討がなされていなければなりません.
 今回のケースでは,スタッフ間でケアの方法や手法の統一を図る必要があります.また,倫理的に妥当なものであるかなどを検討する過程を共有しながら,Aさんのケアに携わるすべての人の理解と納得を得なくてはならないでしょう.


投稿:男性 40代  介護支援専門員 東京都 老人保健施設 家族介護経験なし 投稿日: 2011/06/22 11:30:20

Aさんについて、@なぜ、排泄介助を必要としているのかA排尿障害の原因はB夜間失禁しても覚醒しない原因を疾患、内服薬、入床時間、水分摂取量等を考慮し検討する必要があると思います。
また、B案:定期オムツ交換とC案:睡眠優先と双方の意見者に違った対応を試みていただき、良かった点(交換したがその後浅眠にならなかった。蒸れがなかった等)、悪かった点(交換したらその後浅眠になってしまった。オムツ内湿潤が多く蒸れていた等)をもう一度確認してもらいます。その後、Aさんにとって「快適の排泄介助」を検討してもらいます。
ケアの統一で最も大切なことは「ケアの理解」の統一だと思います。
新人さんが戸惑うからの観点では対応を統一することで解決できますが、利用者視点からのニース解決こそケアの統一の大切さがあると思います。
以前にもケアの統一について同様な問題点が起きませんでしたか?計画担当者として施設サービ計画において、サービス内容がケアに具体的指針になると思います。


投稿:男性 50代  介護福祉士 宮城県 グループホーム 家族介護経験なし 投稿日: 2011/06/20 23:11:37

私どものホームでは自力でトイレに行けない方は、2時間毎の夜間の巡視でパットの確認をしています。排尿がある場合は交換になります。睡眠不足等の影響は出ていません。交換せずに朝まで汚れた状態で寝るという事を考えると、尿路感染や皮膚疾患、衛生面や精神面の問題のほうがあると思います。交換することで睡眠不足などの影響が出るようなら再検討するとして、先ずはやってみないと分からないという事でユニットの話し合いで決定しました。


投稿:女性 50代  介護支援専門員 山口県 特別養護老人ホーム 家族介護経験あり(過去) 投稿日: 2011/06/18 20:22:45

私の経験からは、睡眠を優先する観点から吸収量の多いおむつを使用する方がよいと思う。睡眠を妨害する方が本人のためにはならないような気がしますが、もし、本人から、起きてくだされば、そのときはおむつの交換はできると思います。


投稿:男性 30代  介護福祉士 滋賀県 その他 家族介護経験あり(過去) 投稿日: 2011/06/12 23:05:15

夜中の排泄介助で目を醒ましてしまいそのまま寝られなくなる、という状態でしたら吸収量の多いパットで対応してみることを提案します。
逆に、排泄介助時だけ目を醒ましその後再び入眠出来るような状態でしたら定期的に排泄介助を行ってみることを提案します。
 ちなみに入眠状態以外に皮膚や感染などのトラブルはありませんか?臀部や陰部が赤くなっていたり、傷があるような状態、また尿路感染などのリスクがあるなど・・
もしそのような状態であれば、定期的な排泄介助で清潔保持に努めることも必要になってくるのかと思います

余談ですが、このように新人スタッフが戸惑っている時、まずは自分だったらどちらの対応をされたいか?
それはどうしてか? など、考える機会を与えてみるのも良いかと思います。


投稿:男性 40代  介護支援専門員 大分県 老人保健施設 家族介護経験なし 投稿日: 2011/06/11 8:54:25

2つの意見で共通していることは、就寝中は声かけ応答のレベルが低く、覚醒することは少ない。

意見の違いは、評価で得られた結果3時間ごとに交換するか、吸収量の多いオムツで一晩過ごすか。

私見なりに、ジュクジュクの状態で一晩より、定時の交換のほうが快適だと思います。

次の日のことを考えて、浅い眠りは…と考えていますが、そもそも高齢となると、単相性の睡眠ではなく、多相性なので、深い浅いの繰り返しが多くなります。

ただ、コスト的に考えると、回数が少なくして、と思いますが、その分吸収量が多いモノは単価が釣り合うか?





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